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少年犯罪防止講話を実施しました

2018年06月21日

 6月6日(水)のLHRの時間を使って、「少年犯罪防止講和」が体育館のメインアリーナで行われました。演題は「少年犯罪の現状と抑止」、講師は熊本中央警察署生活安全課スクールサポーターの山口孝一郎氏でした。1時間という限られた時間の中で、幅広く、またわかりやすくお話をしていただきました。

 まず、少年犯罪のうち、高校生の割合は60%を占めていること。自転車による交通事故で相手を死亡させてしまった場合、実際に9000万円超の賠償額が命じられた事例があること。高校生が覚醒剤や不審者などの被害に遭っていること。特に不審者の被害者は、小学生では女子よりも男子の数が多く、男子高校生も安心できないことなど、生徒たちには思いもよらない衝撃的な事実に一同驚きを隠せない様子でした。

 そんな中、一番印象深かったのは、SNSで被害に遭った女子高生の映像でした。SNSとは、LINEなどのインターネットのネットワークを通じて他人と交流することができる会員制サービスのことです。映像では、顔も知らない赤の他人とつながって親しくなるうちに、信頼関係を利用して言葉巧みに下着姿の画像をSNS上に送信させられた、女子高生が紹介されていました。セリフは一切なく効果音のみでしたが、だからこそ、その被害者の女子高生が追い詰められていく心理や、加害者の自称女子高生が実は男性であった時の衝撃は大きく、会場はどよめいていました。

 また山口氏は、「一度、公開された画像や動画、音声などの情報は、流出したら最後、全てを回収することは困難です。一生、そのことが本人や家族を苦しめることになります。また、SNSでは高校生が加害者になることもある。いかに自分たちが危険にとり囲まれているかを自覚し、大人の判断力を持って行動してほしいと思います。」と述べられていました。

講師の山口氏

講話の様子

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