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芸術鑑賞会を実施しました

2018年11月20日

11月7日の5・6時間目に、本校の体育館にて芸術鑑賞会を実施しました。今年はミュージカルの観劇で、東京演劇アンサンブルの方々をお招きして「消えた海賊」を披露して頂きました。

前日から大がかりなセッティング作業が行われていました。メインアリーナの前方3分の1にステージが組まれ、会場全体には薄霧が立ち籠め、ステージはライトアップされていました。見慣れた体育館が舞台に様変わりしている様子に生徒は歓声を上げながら入場。整列が終わると会場が暗転。賑やかな歌声と共に、ミュージカルが始まりました。

以下は東京アンサンブル様のホームページよりあらすじを引用したものです。

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ボヘミアの貴族の息子・カルルとイタリアの神父・アントニオがとある港町で出会う。
船大工を夢見ている葬儀屋・フェデリコは、戦争で死人が絶えず、棺桶作りが儲かってしょうがないと言っている。
彼らは、王と教会の圧政を嘆きあううちにすっかりうちとけ、船で大海原に漕ぎだすことを思いつく。

さっそく乗組員探しがはじまった。
港町には、徴兵拒否のために葬儀屋に偽装葬式を頼んだ男たち、
教会から破門された貧しい僧侶、
レンズ磨き職人、
船乗りの集まる酒屋のママ、
そして女たちが集まっている。
この世からはじき出された人々を仲間にしていく。

いざ出航。

海賊船の名はマングース号。
社会からはみ出した常識はずれの海賊だ。
乗組員に女がいるだけでなく、何とキャプテンが女。
人殺しをしない。
そして命令する言葉がない。
何もかもが常識はずれな海賊。
支配する人も、支配される人もいないすてきな海賊。

みんな自分の得意な仕事をした。
自分たちのために働くってこんなに楽しいんだ!
いつしか船はピカピカ。うまい魚が食べ放題。器用な手仕事が、快適で美しい船をつくりあげた。
この豊かな船を、海賊が襲う。
みんな自分たちの船を守るために海賊を蹴散らした。

船はどんどん襲われる。けれどどんどんやっつける。
そして金持ちの船、軍隊の船を襲って丸裸にする。
船の面々は自由の空気を吸って、いつしか大西洋一の海賊船になっていた。

ところが、オランダとイギリスの海軍が連合艦隊を組んで、この船をやっつけようと乗り出してきた。
船に緊張が走る。
とうとう戦いとなった。
この戦いに勝つには、統制のとれた命令系統が必要かもしれない。
ある一人が言う「戦争には命令が必要だ。命令のない戦争などあり得ない。」と。
それでも彼らは、それをしなかった。
誇り高い理想のために。

社会の常識からはみ出した、理想主義をかかげた命令形のない言葉を話しつづけた海賊たちは海の藻屑と消えていった・・・。

 彼らの声が聞こえてきそうだ。

 俺たちは海賊をつくる。

 恐ろしい海賊をつくる。

 恐ろしくない海賊なんてあるだろうか。

 愛される海賊なんてあるだろうか。

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歌って踊ってリズミカルにストーリーが展開するミュージカルに生徒は釘付けでした。生徒や職員もステージに上がる一幕もあり、会場が一体となった演出に大変楽しませていただきつつ、信念とは何か、人生をこれからどう生きていくのか、観劇を通して学ぶことができたのではないでしょうか。

最後は生徒を代表して生徒会長の安武くん(2JS4 泗水中)が述べ、芸術鑑賞会を終了しました。

会場の様子

ステージの様子(写真部提供)

素晴らしい演技に引き込まれました(写真部提供)

生徒も一緒に

職員も

お礼を生徒会長の安武くんが述べました(写真部提供)

劇団員の方々と

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