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就職公務員合格祈願式を実施しました

2020年09月05日

9月5日(土)に、就職希望者と公務員試験受験者を対象にした合格祈願式を実施しました。

式は、激励の言葉(竹下文則学校長)で始まり、決意表明(永田くん 3T1 錦中)そして必勝祈願(林田学年主任)の順番で進行しました。

激励の言葉では、3年間の歩みに自信に変えて、「勇気を持つこと」「気持ちをしっかりとつたえること」「最後まであきらめないこと」について話しをされ、最後に、職員全員がお応援していることを伝えられました。

次に決意表明を、生徒を代表して永田くんが述べてくれました。以下が決意表明の全文です。

 新聞の見出しは衝撃的なものだった。新型コロナウイルス感染症は製造業をはじめ多くの業界に深刻な影響を与え続けています。

学校生活においても体育大会の中止や、部活動の自粛にとどまらず、3か月間に及ぶ休校という非常事態の措置がとられました。さらには県南部を中心とした7月の豪雨災害は球磨川の大氾濫を起こし、多くの人たちの命と生活を一瞬にして奪ってしまいました。

 私たちは、容赦のない厳しい自然や社会環境の大きな変化の中で就職をしていくことになります。国内はもとより世界中が深刻な社会問題を抱えるなか、これからの新しい社会を支えていくためには若者の一人として相当な覚悟が必要だと思います。日本は少子高齢化というこれまでに前例のない人口減少に向かっています。2050年には日本の人口は3000万人減少するとも言われています。これまで先人たちが築いてこられた世界に誇るモノづくりを誰かが伝承していくことができなければメイドインジャパンの誇りを失うことになります。

 グローバル化が進むモノづくりの生産現場は、高校生を求める声は弱まるどころか高校生への期待はますます高まっているとお聞きしています。勤勉で、誠実である、ルールを守る、集団生活を大切にしてきた国民性は世界に誇る大きな財産だといわれます。

 本校には4つの大きな生活信条があります。半世紀に及ぶ学校の歴史は、社会に幅広い分野で逸材を輩出してきました。長い伝統のもとで培われてきた校風はこれからの日本の未来を切り開く大きなエネルギーを秘めています。多くの人と関わり、多くの人のために汗を流し、一人前の立派な職業人として未来、日本社会を支えていく覚悟です。私たちは、3年間文徳高校で学んできた大きな自信と誇りを大切に厳しい就職戦線にも真正面から取り組み正々堂々と全力を出し切り戦い抜きます。そして、これまで支えてくださった校長先生をはじめ、諸先生方、保護者への感謝の心を忘れず、文徳生としての底力と仲間との絆を大切に皆で内定を勝ち取ることをここに誓います。

永田くんの口からは、厳しい状況が続く世の中に挑戦する覚悟と、家族をはじめとしたお世話になった方々への感謝の言葉が綴られていました。

最後に学年主任より必勝祈願として「ワクワクすること」「緊張しないこと」「目で表現すること」という面接試験の3つのコツについて話しがあり、式を終了しました。

式の終了後には、就職指導担当の緒方教諭より諸注意がありました。そこでは、過去に就職試験を受けた卒業生のことや、決意表明を述べた永田くんのことについて、涙ながらに思いを語られました。

そして、自分だけの為でなく、お世話になった方々への恩返しとして、必ず内定を取ってきてほしいと力強く述べられました。

合格祈願式の様子

林田主任(必勝祈願)

永田くん(決意表明)

学校長(激励のことば)

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