学校法人 文徳学園 文徳高等学校・文徳中学校

図書館だより のブログ

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[本の紹介] あれから13年。もう誰も死なせない。

【図書館だより】2023年5月22日

『 あの夏が飽和する。』   カンザキイオリ/著

 あの夏のはじめ、流花は誤っていじめっ子を死なせてしまった。自暴自棄になった流花は、千尋とともに逃避行の旅に出たが、警官に追い詰められ、千尋を残して命を絶ってしまう。
 それから13年、ただ無気力な毎日を送っていた千尋の前に、流花に生き写しの高校生“瑠花”が現れる。
 曲にもなっているので、ぜひ聴いてみてください。

図書委員会   3年(匿名希望)

自分たち学生にも必要なこと

【図書館だより】2022年7月27日

『不可能を可能にする大谷翔平120の思考』   大谷 翔平 著

 野球の技術はもちろん、どこをどう切り取り、大谷選手の人間性が素晴らしいか。「野球の技術だけじゃなく、私生活、学校生活、周りを思いやる気持ちも含めて日本一の選手になります。」
 これは自分たち学生にも必要なことだと思います。

図書委員会   3T2 山本 明来

悲劇的な男の愛憎劇

【図書館だより】2022年7月26日

『嵐が丘』   エミリ・ジェーン・ブロンテ 著

 「嵐が丘」という屋敷の主人に拾われたジプシーの子ヒースクリフは、屋敷の娘キャサリンへの愛を胸に、ヒンドリーからの虐待に耐えていた。しかし、キャサリンが結婚することを知り、絶望のあまり家出する。三年後、彼は富を得て帰ってきたが……。

図書委員会   2JS1 西村 太良

ぜひ読んでほしい

【図書館だより】2022年7月25日

『王様ゲーム』   金沢 伸明 著

 クラス全員に、「王様」と名乗る人物から「王様ゲーム」という謎のメールが届く。面白半分でメールに書かれた命令に従っていたが、3つ目の命令に従わなかったクラスメイトが自殺。どんどんクラスメイトが死んでいく中、主人公の伸明はゲームを終わらせるため、ゲームを続ける。

図書委員会   3T1 中岡 賢信・栂尾 秀一

「生の身体と精神を有するたった一人の少年を生み出したかったのだ」――あとがきより

【図書館だより】2022年7月7日

『バッテリー』   あさの あつこ 著

 予定調和の萎えた言葉で綴られた物語を食い破り、著者が感じた十代の少年の眩しさと、簡単に二分されない意志などのすべてを含んで屹立するたった一人の少年を表現した、「児童書」という言葉でくくることのできない作品である。
 「努力すれば報われる」という絶対ではない根拠に反旗を翻し、天才であるからこそ誰よりも上を目指し、孤高である主人公があなたにどのような変化をもたらすのか。一度目を通してほしい。

図書委員会   2年(匿名希望)

成長を感じられる本

【図書館だより】2022年7月6日

『老人と海』   アーネスト ヘミングウェイ 著

 この本は、子どもと約束した老人が、約束のために数日かけて漁に出る話です。この本に出てくる老人はライオンが好きで、漁で大物を釣り上げる中で、老人の中のライオンと重なっていくところがとてもおもしろいです。是非読んでみてください。

図書委員会   2JSS 大林 裕和

ミステリー

【図書館だより】2022年7月5日

『アリス殺し』   小林 泰三 著

 現実世界とリンクして人が死ぬ不思議の国の世界で、連続殺人事件の犯人をアリスたちが探して、事件の真相に迫っていく話です。殺人の描写がリアルで、気持ち悪いけれども、クセになります。

図書委員会   2JSS 樫村 心

この世で最も難しいゲームに挑戦しませんか。

【図書館だより】2022年7月4日

『ゲームの名は誘拐』   東野 圭吾 著

 プロジェクトチームから外された会社員の男が、取引先の会社の社長の娘を誘拐した。(厳密には、「誘拐した」ことにした。)身代金を要求し、用心深く計画を進める男だが……。
 最後の最後で裏切られます! 本を閉じて現実に戻ったとき、あなたはきっと、満足感に満ちているでしょう。

図書委員会   1JSS 上田 愛琴