第1学年進路講演会
9月1日(土)に、第1学年の進路講演会が開かれました。
講師には本校機械科を昭和47年に卒業され、現在は熊本赤十字病院病理部長である佐藤敏美先生をお招きしました。
演題は「高校・大学そして社会における私の学び方」でした。謝辞は1T4の堀川さんが述べてくれました。
講演の要旨をご紹介します。
阿蘇の田舎で育った私は、小学校から中学校まで勉強はまったくやっていませんでした。
文徳高校(当時は工大高)に入学してからは、さまざまなカルチャーショックで2年間悩み続けました。
その2年間の中で、弱い自分をかばおうとする自分や、自分の中の善良さに気づくことができました。
当時の工大高は受験体制などなく、まして工業系から国立大学に進学するなど皆無でした。
当時の工大高に対する偏見の目を打破したいという思いと、高校3年の時に受けた模試の数学で全国8番になったことで、国立大学理学部数学科を志望しましたが不合格で予備校に通うことになりました。最初の模試では200人中180番であり、授業を受けても数学以外の教科の基礎力不足を痛感し、進学校の教科書を購入して半年間下宿にこもって勉強しました。その後の模試で38番、最後の模試では17番となり、熊大理学部数学科に合格しましが、熊大に通っていても心が満たされることはなく、大学2年の時に医学部進学を志し、図書館にこもって再び受験勉強を始め熊大の医学部に合格しました。
これらの経験から、成績が悪いのは誰のせいでもなく、自分が勉強していないだけだということを実感しました。
多くの人は、固定観念やや情報に束縛されて本当の自分の力を出し切れていないのです。
自分は何のために生きているのかを真剣に考え、自分を信じることで集中力は高まります。
1度でできなければ5度でも10度でもやればいいことです。
頭のいい人とは、目標を達成するためには、どうすれば良いかを考える人です。
1度や2度の失敗で、自分はできないのだという証明にはなりません。今から一歩を踏み出すこと。生きるとは変わることです。
人格的にも素晴らしい野球の松井選手が高校時代に出逢った言葉は、そのことを良く表していると思います。
意識が変われば 行動が変わる
行動が変われば 習慣が変わる
習慣が変われば 人格が変わる
人格が変われば 将来が変わる
という言葉です。信じるということは力を持ちます。今日から一歩先へ歩み始めてください。