ようこそ先輩
6月30日(土)に2学年を対象とした「ようこそ先輩」が開催されました。
今回は3名の先輩が多忙の中、駆けつけてくれました。生徒達は先輩のアドバイスに熱心に聞き入っていました。
謝辞は2JS1の甲斐さん(久木野中)が述べてくれました。
3人の話をご紹介します。
●西村尚剛氏【崇城大学薬学部薬学科3年 H.17.3.進特コース卒】
2年までは、なかなか成績が伸びませんでしたが、3年の夏から急激に成績がアップしました。
その原因は、受験が近づきあせる気持ちによって、勉強に対する真剣味が増したからだと思います。
それでも、防大や宮崎大には合格しましたが、第1志望の九大には合格することができませんでした。
現在は、毎日4〜5時間の睡眠で大学の勉強に取り組んでいます。
大学は自由なところですが、何をやるかは自分で決めなければならないし、責任は全部自分で取らなければなりません。
いろいろなことを決定するためには、情報収集が必要になってきます。今から就職や進学でも情報を自分で集めることが大切です。
そしてしっかり勉強してください。勉強すると自分がどれほど無知であるかが分かり、怖くなることがあります。
しかし、やらなければ自分の弱点は分かりません。
高校3年間は過程です。良い結果を望むのであれば、自分が変わらなければなりません。変わるためには、変わるための像(イメージ)が
必要です。変わろうと思う強い気持ちで自分の可能性を広げていってください。
●宮崎健氏【(株)三ツ矢建設 H.4.3.建設科卒】
高校時代はラグビー部の副キャプテンをしており、熊本県の選抜チームにも入っていました。
ラグビーでは、年に4回の大会があり、本校のラグビー部はそのうちの2回で優勝していました。
それが自信から油断につながり、謙虚さをなくしていました。そして全国大会である花園予選では、今まで負けたことがなかったチームとの
対戦で敗退してしまいました。一生に一度のチャンスで、なぜベストを尽くさなかったのかという悔恨は、今でも心の中に残っています。
現在の仕事は建築の現場監督で、工事全般の管理をしています。自分の設計図が現実の建物となっていくのは、感激と達成感が味わえま
す。現場監督の仕事の中で、もっとも注意しているのは安全管理です。事故はどれだけ注意していても起きてしまいます。
現場で働く人の命を守ることが最優先です。
会社で働く時の基本を挙げておきます。それは考える力を持って欲しいということです。これからどうすればよいかを自問自答すること。
与えられた範囲で決められた答えを出すのは簡単です。しかし実社会では、決められた解答は用意されていません。
当面の課題に対して、誰に聞けばよいか、何で調べればよいかを把握しておくことが大切です。
高校時代に、自問自答する習慣を付けていれば、実社会に出て必ず役立ちます。
●増浪誠氏【第二高等学校 S.59.3.建設科卒】
測量をしたいという気持ちがあって高校に入学しました。担任の先生は放課後毎日、測量に必要な三角関数のテストを行ってくださいました。
陸上部に所属しながら、そんな毎日を過ごしていた1年の時、本校が全国高校駅伝に出場しました。
私は怪我で出場することはできませんでしたが、自分の足で都大路を走りたいという意欲(モチベーション)が高まりました。
足腰を鍛えるため、高校3年生の時は片道25kmの通学路を自転車で通学して、3年間皆勤も手にすることができました。
やろうと思った時、どれだけ本気になれるかという「本気のレベル」で、物事の達成度は変わってきます。
いけたらいいなとか、3年になってから頑張ろうとか考えていては、絶対に目標を達成することはできません。
甲子園出場が目標の高校は絶対に優勝できません。全国一を目指す学校が優勝するのです。
高校時代は都大路の夢を果たすことはできませんでしたが、大学の箱根駅伝で走りたいという思いから、日本体育大学へ進学しました。
大学3年の時にエントリーされましたが、大会当日に出場できなくなりました。大学3年の後半から教職への道を志しました。
教育実習によりその思いは、ますます高まり現在に至っています。
今、高校2年生の担任です。生徒達にいつも話していることを話して、みんなへのアドバイスにします。
高校時代は、物事の吸収のレベルが違います。何事にも積極的に行動して、いいものをたくさん吸収してください。
過去のことはクヨクヨしても仕方ありません。今頑張れない者は、どこへ行っても頑張れません。高校入試は県大会でが、大学入試は全国大
会です。勉強のレベルが違います。部活を勉強の言い訳にしてはいけません。自分自身が一番てごわい敵です。自分に克つためには、「本
気のレベル」を高めることです。そして当たり前のこと、簡単なことを続けて心を強くすることです。
清水商業サッカー部の部員が、校則違反のシャツだしをしていたので、監督はその生徒を試合に出さず、清水商業は敗退してしまいました。
規則違反をする生徒を試合に出して勝っても意味がないと監督は考えたのだと思います。その生徒は全日本の代表選ばれて活躍していま
す。「ちゃかすな ごまかすな とりつくろうな」、真面目に生きることが大切です。
入試や入社試験は、能力の差ではありません。努力の差です。みんなが「本気のレベル」を高めて、目標を達成できることを祈っています。