2007/7/20 金曜日

霧の中を行けば・・・

Filed under: おしらせ — admin @ 9:40:52

ten2.JPG    kou2.JPG

文徳中学・高等学校のことをもっと知りたいと思っている小学生・中学生とその保護者の方々へ

           「霧の中を行けば・・・」

校長 荒木 孝洋

 

 鬱陶しい長雨と豪雨に悩まされた梅雨が明けてホッとしていたところ、一気に猛暑の夏が到来しました。台風四号、さらには中越大地震と日本列島は年中自然の猛威に晒されている気がしてなりません。自然は人と違って中庸がないことを実感しています。被災された皆様方の一日も早い復興を心よりお祈りしたいと思います。 

 ところで、道元禅師は、「霧の中を行けば、覚えず衣湿る」という一言を残しています。霧の中を歩いていると、濡れるともなく知らず知らずのうちに衣服が湿ってしまい重くなってきます。人生もまた同じだと思います。どんな仕事をしているか、どんなことに日頃触れているか、日頃どんな人とつき合っているか・・・・それが、いつしかその人の身にしみついてしまうのです。美しいこと、清らかなことに触れていると、だんだん自分も、ほんの少しずつですが心豊かになっていきます。逆もまたしかりです。そして、本当の霧は私どもの心の内にあると思います。日頃、何を思い続けているか、何を善しとして物事を判断しているか。それこそが私たちをしっとりと湿らせ続ける霧ではないでしょうか。「習慣が文化を変え、文化が人生を変える」とも言われます。日々の生活や行い考え方が人生を大きく変えてしまうことをしっかりと心にとめておきたいものです。文徳学園は「損得」より「善悪」で判断し行動する人間を育成することを教育指針としており、そんな生活習慣の中で生徒たちがお互いに切磋琢磨する学校でありたいと考えています。

 いよいよ長い夏休みに入ります。中学生の皆さんは志望校合格に向けて受験勉強にも一段と熱が入ることでしょう。「夏を制するものは受験を制す」とも言われています。「ガンバレ自分」と自分を励ましながら有意義に時間を過ごし、3月には大願成就を果して頂きたいと願っています。

2007/7/3 火曜日

Filed under: おしらせ — admin @ 13:43:03

koutyou2.JPGkoutyou11.JPG

文徳中学・高等学校のことをもっと知りたいと思っている小学生・中学生とその保護者の方々へ

『訓練のない個性は野生にすぎない』

校長 荒木 孝洋

個性が求められるのはいつの時代も変わりません。人並みでいたいという気持ちとは別に、人と違っていたいという意識があり、服装や持ち物にそれが表れてきます。互いに「いいわね!」などと評価して楽しんでいるぶんは問題ありませんが、身につけるものの違いでなく、人間としての中身の問題になってくると、時には眉をひそめたくなるような行動を見かけることがあります。時や場所柄をわきまえず、好き勝手に振る舞う人がいますが、それを見て個性的だとして憧(あこが)れる者が少なくありません。それは身勝手な行為であって個性的とは言えないのです。奈良の薬師寺の管長、高田好胤(こういん)さんは、「個性は訓練によって磨きだされるものにして、訓練なきところに個性はない。訓練なくして個性と思えるもの、それは野生に他ならない」と言って、傍若無人(ぼうじゃくぶじん)な若者に手厳しい苦言を呈しています。大リーグで新記録を樹立したイチロー選手は極めて個性的で人気がありますが、幼少の頃から厳しい訓練によって技術を身につけたものであることを知るべきです。野球に関しては、決して自分の考えを譲らない頑固さがあり、インタビューでもクールな返答が多い気がします。しかし、考え方や行動は極めて常識的だそうです。心の温かさも人一倍で、彼を発掘してくれた恩人(故)三輪勝利氏の墓参りは欠かしたことがないそうです。亡くなられてから9年もたつのに・・・。 先行き不透明で、混沌とした21世紀ですが、皆さんにはぜひ「個性」の花を咲かせて欲しいと思っています。自らの特性を伸ばし、不足を鍛えて頂きたい。苦難や逆境も自らを磨く「有り難い試練」と思えば気が楽になります。皆さんが受験する中学入試や高校入試もしかりです。 文徳高校では、自らを鍛え律するために4つの生活信条を定めています。「奉仕精神を旺盛にする」「人の立場を深く理解する」「物を大切にする」「礼儀作法を実践する」です。立ち止まって挨拶する、校内では自転車を押す、便器は素手で洗うなど、入学して間もない1年生も自然な振る舞いとして実践しています。

Copyright(c)2009 Buntoku high school, All rights reserved.