2008/10/16 木曜日

書くこと

Filed under: おしらせ — admin @ 11:32:02

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文徳中学・高等学校のことをもっと知りたいと思っている小学生・中学生とその保護者の方々へ

『書くこと』

                          学校長 荒木 孝洋

 昨夜(15日)は十五夜、白夜の輝きに身も心も研ぎ澄まされます。一年で最も過ごしやすい季節を迎えました。夏の暑さから開放され気温が下がりはじめると身も心もリフレッシュし清々しい気分になります。「実りの秋」、「食欲の秋」、「読書の秋」、多くの人に『うるおい』と『英気』をいざなう季節です。中学3年生諸君は中体連が終わり、いよいよ高校受験に向けて「さー頑張るぞ」と気合いを入れ学習に精励していることでしょう。大願成就を夢見て頑張って頂きたいと願っています。

 先日、本屋でおもしろい本を見つけました。『東大合格生のノートはかならず美しい』(太田あや著:文藝春秋社発行)というタイトルです。そもそも、ノートには『記録』、『整理』、『伝達』の3つの用途があると言われていますが、太田さんによると、東大合格生のノートにはこの3つの用途が見事に盛り込まれており、ノートの取り方に3つの特徴があると記しておられます。

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∈能蕕離據璽犬ら最後のページまで、ノートのテンションが変わらない

受験を終わってもノートを残している子が多い。さらに、ノートの取り方に7つの原則があると続きます・・・

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丁寧である。・・・

 さらに、英語・国語・数学のノートのポイントを具体的に示してある。中高生の皆さん、自分のノートと比べて違いがありますか。この本は、東大合格生のノートをもとに書かれていますが、中学生や高校生の皆さんにも大いに参考になるような気がします。詳細は原文を読んでみて下さい。私も40年近く高校で数学を指導してきましたが、『できる子のノートは見やすい』が特徴です。板書をそのまま写すのではなく、予習で問題を解いて、授業で解答と解説を聞き、余白部分にコメントや疑問点をメモしている。ノートに迫力があり余白が多いのが特徴でした。

 ところで、指先ひとつで検索や漢字変換ができるパソコンと違って、文字を書くという作業は五感を使わなければなりません。時間がかかり面倒ですが、書くことの効用について脳科学者の茂木健一郎さんは「記憶するには、まず声に出しながら、ひたすら書くこと。長い記憶に関わる脳の部位は、見たり、聞いたりという五感をつかさどる部分と近い場所にある。そのため、大声を出し、多く書くほどその部位が活性化され効果がある」と述べています。文字を書くというスタイルは、憶えている文字を再現し続けるわけで、人間の感覚をフルに使うことになります。『記録』、『整理』、『伝達』を繰り返しながら、結果的には人間関係をスムーズにするコミュニケーション能力も高めることになります。高校受験を目指している中学生の皆さんも東大合格生のノート作りを参考に、指にタコができるくらい字を書いてみませんか。

2008/10/2 木曜日

若年性健忘症

Filed under: おしらせ — admin @ 11:26:55

文徳中学・高等学校のことをもっと知りたいと思っている小学生・中学生とその保護者の方々へ

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『若年性健忘症』

                            学校長 荒木 孝洋

▲年配者の老化現象のひとつに「物忘れ」がある。外部の刺激が少なくなり脳の機能が低下する事が「物忘れ」の原因だそうだ。ところが、近年その傾向が若者にも出ているといった新聞記事を目にした。若年性健忘症である。記事によると・・・その原因はパソコンや携帯電話であると述べている。我々大人もそうであるが、IT技術の普及に伴ってペンで字を書いたり電話帳を開くことが少なくなった。用件や調べものもメールやインターネットで済ませるのが若者の常識のようだ。通勤途上、車から見える若者の大半は携帯電話を握りしめている。中には車を運転しながら携帯をいじっている運転手もいる。計算は電子機器まかせ、休日でもビデオやゲームなどで一日を過ごし、家族との会話もないという生活実態が増えている現実を憂える。

▲記憶には、ゝ銘∧飮再生の3つの段階がある。特に,竜銘では、覚えようと努力することが重要で、安易に器械に頼ってばかりいては脳の働きを退化させる。ボタンひとつで漢字に変換され、登録番号を押せば相手に電話が通じる便利な生活は、益々脳の機能低下を助長する。脳を鍛えるためにさらに大切なことは、記銘という形で入力した内容を、よく整理し、会話などの表現という形で外へ出力しなければ完結しないということだ。どの学校でも、教育目標のひとつにコミュニケーション能力向上を掲げている。機器依存の生活から脱却し、思考を深め、大いに人と会話すること、すなわち、入力→保持→出力までのパターンをふむ努力をすることが「物忘れ」の治療にもなり、ストレス克服にも繋がる。

▲本校では、生徒同士のあるいは先生と生徒のコミュニケーションがスムーズに行えるように「大きな声の挨拶」を義務づけている。「あいさつ」の「あ」は明るく、「い」はいつでも、「さ」は先に、「つ」は続けてひとこと。文徳中学・高校では「いつでも」、「何処でも」、お互いが声を出し合うことが習慣化し、子ども同士の会話もはずんでいる。また、現代人として必要な情報教育には力を入れているが、携帯電話の持ち込みは禁止している。不足することから身につくことも多いと考えるからだ。

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