2011/8/26 金曜日

脳を喜ばそう

Filed under: おしらせ — admin @ 12:56:52

文徳中学・高等学校のことをもっと知りたいと思っている小学生・中学生とその保護者の方々へ 第85号                                 

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                            『脳を喜ばそう』

                                学校長 荒木 孝洋

 『夏バテだ 濁点とれば 夏果てた』。ふたつの濁点、灼熱の日照りと鬱陶しい長雨ともオサラバ、季節が夏から秋へ移ります。学校は40日間の長い夏休みが終わり今日から二学期を迎えました。逞しく成長した1400名の生徒達が一斉に登校し、校舎もまわりの木々も元気づいたように見えます。間もなく秋到来、読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋・・・冠に何を付けても似合う豊穣の季節が待ち遠しい。涼風が安らぎを運び、熱波でくたびれた体や心や脳が蘇るようです。 『秋』の字は旧字体では『龝』と書きます。分解すると「作物を現す禾(のぎへん)」と「占いをするための亀」と「亀の甲羅を焼く火」に分れ、旧字体から亀を省いた字が今使っている秋です。亀を火であぶると縮むように、作物を取り入れ火や太陽で乾かして収める豊穣の季節が『秋』と言うことでしょう。人間の成長も収穫に似ています。特に成長期の若者には、知識を体力を感性を貪欲に収穫して欲しいと願っています。

 ところで、脳神経外科の日本大学大学院の林成之先生は、脳に関して次のように述べられています。「人間の肉体も行動も意識も、脳が動かしている。脳が何を求めて機能しているかを知り、それに従っていけば、誰でも素晴らしい力を出せる」と。林先生は北京オリンピックの水泳チームに脳科学の立場から指導にあたり、最高の結果へと導き、脳医学がスポーツの可能性を開くことを実証されました。先生は指導にあたって、選手たちに力を出してもらうために四つの条件を出されたそうです。「〜宛きで明るく、悪口を言わず、意地悪せず、L姪欷よく、い任ない、むずかしいなどの否定語を使わない」と。思いの外シンプルですが、実行するのはかなりきついようです。さらに、林先生は「脳は、目標がないと動けないから具体的に与えることが大切です。そして、人格が変わるくらい気持ちを入れ、迷いなく全力でやること。脳は、立場の違いや意見の違いを認めながら共に生きることを守ろうとしているから、柔軟で素直であることも大切です。脳は喜ぶと気持ちよくなり働きが活発になります。しかも、脳はいくら使ってもくたばりません」と述べられています。これは、スポーツだけでなく、勉強、ビジネス、医学、文化にも当てはまる気がします。 

 文徳中学では、二学期の始業式にあたり、具体的な目標を与えないと脳も活発に動かないとの思いから、生徒に五つの約束事を提示しました。 兵業がすぐ始められるように)授業が終わったら次の時間の準備をして席を立つ、◆覆い鎮録未起きるともわからない。逃げやすいように)席を立つときは椅子を机の下に収める、(掃除は心を磨く業)無言掃除の励行、ぁ雰弉萓のある生活を送るために)提出物の期限厳守、ァ淵瓮螢魯蠅里△訐験茲鬚垢襪燭瓩法房業や部活が終わったら速やかに次の行動に移る。何もないときは帰宅する。以上です。子どもたちの脳は大人よりはるかに柔軟です。「行動が意識を変え、意識が習慣を変え、習慣が人生を変える」とも言われるように、脳の鍛え方次第で人格まで変えることができると確信します。子どもたちにとって、この二学期が豊穣の秋であることを期待しています。         

       

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