2013/4/12 金曜日

『あ・た・ま』

Filed under: おしらせ — admin @ 9:31:32

 

文徳中学・高等学校のことをもっと知りたいと思っている小学生・中学生とその保護者の方々へ 第109号

                                       『あ・た・ま』
                            学校長 荒木 孝洋
 新緑の春、真新しい制服に身を包んだ416名の高校生と18名の中学生を迎へ、ここ青春の丘文徳学園も春を迎えました。充実した3年間あるいは6年間を過ごしてくれることを祈りながら、入学式を迎えました。式辞(中学校)の一部を抜粋して紹介します。
 皆さんは、いよいよ今日から文徳中学校の生徒となります。文徳中学校は、今から十七年前の平成八年に「日本のリーダーを育成する」ことを目的として設立されました。校名である文徳の「文」は「学問」、「徳」は「真っ直ぐな心」という意味を持っており、「勉強することで自らを磨き、周りの人から『あの人がいるから』と頼りにされる立派な人に育って欲しい」といった願いが込められています。小さな学校ですが、日本一大きな夢を育てる学校です。私たちは、皆さんを日本一頭のよい子に育てたいと思っています。でも、誤解しないで下さい。勉強ができるから頭がよいと言っているのではありません。あたまの「あ」は明るい挨拶のできる人、温かい言葉のある人、「た」は逞しい体力と確かな学力のある人、「ま」は真っ直ぐな心で、前向きに行動できる人、これが文徳学園で育てたい頭です。・・・そこで、先ほど述べた「あたまのよい人間」になるために、どうしたらよいかということについて、「あ・た・ま」を頭文字にして二つの話をします。
 まず、一つ目は毎日の生活についてです。「あ」は遊ぶ、「た」は食べる、「ま」は学ぶ、ということ、つまり、よく遊び、しっかり食べて、きちんと勉強して下さいと言うことです。遊ぶというのは、皆さんが楽しんでいるパソコンやゲームにうつつを抜かすことではありません。メリハリのある生活をするという事です。朝は自分から起きて、だれにでも大きな声であいさつができる人になって欲しいと思います。三度のご飯もしっかりと食べて下さい。遊ぶときは遊び、集中して勉強して下さい。しかし、注意して欲しいことがあります。それは、学ぶことは授業だけではないという事です。「我以外皆我師」という言葉がありますが、自分以外の、人でも物でも皆、自分に何かを教えてくれる先生だという意味です。私達は皆、この世に生を受けるときには、言葉も何も知らない純粋な心で生まれてきます。そして、親から、友達から、学校の先生から、自然から、いろいろなことを吸収し学んで成長していきます。人の話をしっかり聴くことができ、自分を振り返り反省することができる人になって欲しいと思います。12才の皆さんは無限の可能性を秘めています。本気で遊び、しっかり食べて、貪欲に学んで、個性の花を咲かせて下さい。
 二つ目の話は、心の持ち方についてです。手足を動かすのも言葉を発するのも、司令塔はあたまです。目には見えませんがそれを心と言います。「あ」はあきらめず、「た」はたったひとりでも、「ま」はまずやってみる、そんな心の司令塔であって欲しいと思います。つらいことや苦しいことから逃げてしまったり、人よりも自分を優先してしまう。そんな心はだれにでもありますが、「勇気を出して一歩を踏み出して下さい」ということでもあります。これまでの自分を反省している人は、今日から自分を少し変えてみてください。自分に厳しい人になってほしいと思います。これからの六年間は楽しいことばかりではありません。勉強も忙しくなります。部活動でも厳しい練習があります。時には友達同士けんかをし、つらい思いや悲しい思いをする場面もあるはずです。でも逃げずに決然と苦しさや悲しさに立ち向かってください。勇気を出して一歩を踏み出してください。必ず自分の世界が大きく広がってゆくはずです。自分の弱い心を乗り越えたとき、一回りたくましく強い人間になり、他人にも優しい人間になれると思います。「ありがとう」「ごめんなさい」が自然に出てくるようになった時はじめて、周りの人から信頼され頼りにされる人間になれるのです。(後略)

Copyright(c)2009 Buntoku high school, All rights reserved.