文徳高等学校トップページ » 部活動ブログトップ
【女子ソフトテニス部】2024年12月31日
楽しくも 楽とは言えぬこの道を 行けるとこまで
とある歌詞の一部です。もう少しで短歌になりそうですね...。楽じゃない、やりたくないことと向き合うことが心の成長に繋がる。いわば忍耐力でしょうか、部員たちに気付いてほしい力、そして必要な力です。
さて、今年最後の活動は12/28(土)、運動公園にてupwithさん主催の大会に参加させて頂きました。残念ながら体調不良の部員もいて全員揃っての出場とはなりませんでしたが、大学生や社会人の方々も参加し、日頃お世話になっている先輩方にも久々に会うことができました。この非常に寒い気候の中、大会運営をしてくださったupwithのみなさま、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
今回は私も含め、コーチ陣や先輩たちも参加しました。年末らしく楽しく試合ができたと思います。試合の後も他校生と時間の許す限り練習試合をしてまさしく”テニス漬け”で締めくくることができました。結果は以下の通りです。
前村・田村 : 予選リーグ2位
吉元・原田 : 予選リーグ3位
住永・池田 : 予選リーグ3位
橋本(たまに来るOBコーチ)・美麗(ごく稀に来るOB) : 予選リーグ1位 ベスト16
金丸(たまに来るコーチ)・佐藤(たま~~に来る先輩) : 予選リーグ2位
平石(3年男子)・福田(去年かなりお世話になったOB) : 予選リーグ1位 ベスト16
荒木(3年男子)・中村(女子部顧問) : 予選リーグ1位 ベスト16
翌日にしっかり筋肉痛になりました。私自身約1年ぶりの試合でしたが、もう少し動けると思ってました...。学生の若さには勝てませんね。もっと練習します。
※試合に夢中で写真を1枚も撮ってなかったので、運動公園の芝生と空の写真でも
気づけば4月からがあっという間の日々でした。まさに光陰矢の如し。今年度は部活動ブログを開設して、私たちの活動の様子を発信してきました。有難いことに試合会場や練習の場で声をかけて頂いたり、個人的に連絡をくださったりと、多方面から応援していただき大変嬉しく思います。
このブログを書くにあたって、タイトルには「二十四節季七十二候」を選びました。(思いついたのは高校総体の投稿あたりでしたが)
「二十四節気」とは太陽の日長変化や地球に届く太陽の光量に関わる暦です。四季をを6つに分けることで、1年を二十四に等分し、それぞれの季節に相応しい名がつけられています。季節の訪れを一足先に感じることができ、農作業をすすめるためには今も欠かすことのできない暦と言われています。「七十二候」とは、さらにその二十四節気の各一気(約15日)を約5日ごとに初候、二候、三候と3等分し、1年を七十二に分けたものをいいます。
季節の移り変わりとともに起こる部員たちの心の変化やそのストーリーを植物の成長に準えて綴ろうと思いましたが、部員たちと過ごす日々がなかなかに濃すぎました。喜怒哀楽?紆余曲折?起承転結?ブログには書けてないものまで挙げるとキリがないですが本当に色々ありました。タイトルを書く度にもうこんなに時間が経ったのかと時の流れを実感しています。
高校総体で蒔いた「種」に水をやり、手入れをしながら何とか枯らすことなく今に至ります。問題はこの冬です。より丁寧に世話をしないと、少し気を抜けば枯れてしまいます。先日、練習に来てくれた先輩が一本打ちの練習を見ながら私に言いました。
「こういう練習が本番に出ますよね。インハイ賭けた試合とか3番勝負とか。あんな歩きながら打つボールとかないですもん。特別練習時間が長いわけでもないから、夏に勝ちたいと思うならこの冬しっかり考えて練習しないと勝てないですよ。でもそれって結局一人一人の意識の問題ですからね。」
厳しい意見ですが全くもってその通りです。一本打ちでも意味を持たせていなければただの”作業”です。今のままでは「試合のための練習」ではなく「練習のための練習」にしかなりません。そういうところを練習の一場面を見るだけで見抜かれました。こちらから言い続けるのは簡単ですがやるのは子どもたち自身。年が明けて各々がどんな目標を持ってくるのか、我々指導者側もそれを受け入れ、子どもたちと共有して実践し、春先そして夏に備えていきます。限界は決めません。行けるとこまで行きます。
今年も文徳高校女子ソフトテニス部は本当に多くの人に支えられて活動ができました。お陰様で、とても充実した環境で多くの経験をさせて頂き、成長のきっかけを見つけました。来年も部員ひとりひとりが技術だけでなく、まずは今のこの環境に感謝の気持ちを忘れず、人としての成長ができるように改めて日々の生活から見つめ、部活動に取り組んでいきます。この2024年、女子ソフトテニス部に関わって頂いたみなさま、本当にありがとうございました。来る2025年も私たちの応援よろしくお願い致します。皆様にとって来年も素晴らしい年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。