文徳高等学校トップページ » 文徳ing » 平成29年度 第57回卒業証書授与式
2018年02月28日
2月28日に、第57回卒業証書授与式を挙行しました。平成29年度の卒業生は409名。それぞれが文徳で過ごした3年間に思いを寄せ、厳粛な面持ちで高校生活最後の学校行事に臨みました。
国歌斉唱の後、担任が生徒一人ひとりの名前を呼び上げ、生徒は返事をしてその場に起立していきます。普通科327名を代表して水原くん(3F3 八代第一中)に、理工科81名を代表して桑山くん(3T2 三角中)に卒業証書が授与されました。
学校長式辞では荒木学校長が、熊本地震直後、ボランティア活動に取り組んだ卒業生の活躍に対して外部から多くの感謝状をいただき、文徳生として誇らしく感じると述べられました。また、高齢化・グローバル化・AIの導入など、在り方が大きく変容しつつある社会を生き抜くために、自己決定力・判断力を身に付けていく必要があることが伝えられました。同時に、そのような先の読めない社会を生きる不安も必ず出てくる、そんな時は「野に咲く花のように力の限り生きろ」と、松山千春氏の「大空と大地の中で」から引用し、実際に曲を流すことで卒業生を励ましていました。最後に、「文徳高校はみなさんの永遠のふるさとです」と、言葉を贈られました。
理事長祝辞では中山理事長より、昌平五輪で66年ぶりの連覇を達成した羽生結弦選手の話をされました。羽生選手は16歳の時に東北地方太平洋沖地震を経験され、一度はスケートを辞めようと思ったことがあったが、かつて阪神淡路大震災で被害を受けた神戸での公演を通し、「スケートは被災者を笑顔に出来る」ことを実感したことで、「人のためにスケートを続けよう」と思えるようになった、というエピソードを語られました。卒業生も同じように熊本地震という大きな経験し、それをマイナスの経験とするのではなく、羽生選手のようにプラスに変えられるようにと伝えられました。
文徳会会長の祝辞では市議会のため出席出来なかった小佐井会長の代わりに、池部副会長が代読してくださいました。自分自身で学びが取捨選択出来る高校生活を乗り越えた卒業生は頼もしく見えるとともに、心がくじけそうな時には「人はそれぞれの顔や表情が違うように、一人ひとりが違う役割を持っている。一人ひとりが大切な存在だ。」という言葉を思い出した欲しいと述べていただきました。
その後は来賓紹介、祝詞祝電披露、そして坂本さん(3JSS 西合志南中)への熊本県知事賞授与が行われました。送辞では田代さん(2F4 松橋中)が、「守・破・離」という言葉を挙げ、常に模範となってくれた卒業生の「離」を祝いたいという気持ちを述べてくれました。
答辞では進学が決まった直後に母親を病気で亡くした上田くん(3F5 湖東中)が、病魔に侵されながらも周りへの気遣いを忘れなかった母の強さ、前向きに生きることを忘れない父の強さ、「当たり前は当たり前ではない」ことを実感したと涙ながらにのべてくれました。また、好きな言葉として「努力に勝る天才なし」を挙げ、自分の未来を切り開いていくと力強く宣言してくれました。
式後には、橋口くん(3JS3 宇土鶴城中)による記念品贈呈、保護者代表上野さんの謝辞、保護者への諸連絡の後、各クラスに移動して、一人ひとりに卒業証書が手渡され、高校生活最後のホームルームで卒業生の高校生活は締めくくられました。その後も、校内に残ってお世話になった職員に挨拶をして回ったり、友人と写真を撮り合ったりする姿が見られ、この文徳高校で過ごした3年間が充実したものであったことを物語っていました。
会場入り口の様子
廊下には沢山の祝辞祝電が貼られています。
式の様子
職員席の様子
来賓の方々
全ての演奏は吹奏楽部のみなさん
担任に名前を呼ばれ、起立する生徒
卒業証書授与(’普通科)
卒業証書授与(理工科)
学校長式辞
真剣に傾聴する生徒
理事長祝辞
厳粛な空気の中に執り行われました
文徳会会長祝辞
表彰状授与の様子
送辞を述べる田代さん
答辞を述べる上田くん
仰げば尊しを歌う卒業生諸君
蛍の光を歌う2年生と職員
校歌は全員で歌いました
記念品を贈呈する橋口くん
保護者代表謝辞
卒業生退場の様子
笑顔で会場を去って行きました
最後のホームルーム
卒業証書や記念品が担任から渡されます
クラスの様子
笑顔が溢れます