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【図書館だより】2025年11月7日
『グッバイ宣言』 三月みどり/著,Chinozo/原作・監修
Chinozoさんの人気楽曲を原作とした青春ストーリー。
引きこもりの高校生、桐谷翔が夢に向かって突き進む天真爛漫な少女七瀬レナと出会い、引きこもりから脱却します。そして自分の夢を探し、本当の自分自身と向き合っていく物語です。
この小説のおすすめポイントは、ライトノベルで読みやすく、原作楽曲の歌詞やMVの世界観が物語に組み込まれていて挿絵付きなので、原作ファンも楽しめるところです。
原作楽曲を知らない人も、小説を読むのが苦手な人もぜひ一度読んでみてください!
図書委員(1年 匿名希望)
【図書館だより】2025年11月6日
『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』 冬野夜空/著
高校生の「僕」は、ある日、病院で出会った少女、結に心を惹かれます。結は難病を患い、余命わずかと宣告されていました。残された時間を悔いなく生きるため、彼女はリストにした「やりたいこと」を次々と実現していこうとしているときに「僕」はそんな彼女の願いに寄り添いながら、一緒に笑い、泣き、かけがえのない時間を過ごしていく。涙が自然と流れるけれど、悲しさだけではなく「生きる希望」や「人とのつながりの温かさ」を感じられる物語です。
図書委員(3年 匿名希望)
【図書館だより】2025年10月30日
『ケーキの切れない非行少年たち』 宮口幸治/著
この本は非行を犯した少年たちが悪意からではなく、認知機能の弱さから問題行動を起こしているのではないかということを示しています。その根拠として少年たちはケーキを等分に切れないなどの例を示して、認知機能の弱さが行動に影響を与えていることをわかりやすく説明されています。この本は、読んだあとに加害者を一方的に悪として考えるのではなく、支援や理解が足りなかった可能性があると考えたり、社会全体が支援が必要な人を見捨てないことの重要性を理解したりと、新しい視点から見るきっかけを与えてくれます。著者は精神科医として少年院や医療現場で実際に非行少年たちと向き合ってきた人物なのでとても説得力があります。きっとこの本を読めば、身の回りの出来事をあらゆる視点から見ることができるようになり、新たな発見もあると思います。ぜひ読んでみてください。
図書委員(3年 匿名希望)
【図書館だより】2025年10月29日
『恥知らずのパープルヘイズ(ジョジョの奇妙な冒険より)』 上遠野浩平/著,荒木飛呂彦/原作
この本は第5部でジョルノたちと袂を分かったパンナコッタ・フーゴが主人公です。アニメや漫画では描かれなかった彼のその後や内面が丁寧に描かれています。フーゴの内面的成長も魅力の一つです。
・『ジョジョの奇妙な冒険』第5部が好きな人
・フーゴのキャラクターに魅力を感じる人
・ジョジョの世界観をさらに深く楽しみたいファン
の人におすすめです
図書委員(2JS2 米村)
【図書館だより】2025年10月28日
『もものかんづめ』 さくらももこ/著
「ちびまる子ちゃん」で知られるさくらももこさんが、自分の子ども時代や家族との出来事、日常のちょっとしたエピソードをユーモアたっぷりに書いたエッセイ集です。
ふざけてるのに、なぜか心に残る話ばかりで、気づいたら何度も読み返してしまいます。
笑えるのに、ちょっと切なかったり温かかったりで、普段の生活が少し楽しく見えてくるような一冊です。
図書委員(1年 匿名希望)
【図書館だより】2025年10月27日
『アルジャーノンに花束を』 ダニエル・キイス/著
的障害を持つ主人公が、知能を向上させる手術を受け、天才的な知能を獲得する過程と、その後の知能の退化を描いた物語です。
知能の高さや知識だけでは真の幸福は得られないということ、そして人間にとって愛情や友情が不可欠であるという点に気づかされます。
図書委員(1F2 石松)
【図書館だより】2025年10月24日
『スマホに届いた怖い話』 藤白圭/著
この本は現代のデジタル社会において身近な恐怖を書き出した一冊です。スマホを通じて突然届く謎のメッセージや、見知らぬ番号からの不気味な通知など、日常の中に潜む恐怖をリアルに書いてあります。物語は、実際に起こりそうなシチュエーションを巧みに取り入れてあり、読者をどんどん引き込んでいきます。特に、日常の中に潜む恐怖を体験したい方にぜひおすすめします。
また、メッセージアプリでの短いやりとりをメインにして、話が進んでいくので普段あまり本を読まない人にもおすすめです。スラスラ読めるため読むのに時間がかからないので気軽に手に取ってみてください。
図書委員(2年 匿名希望)
【図書館だより】2025年10月16日
『雲を紡ぐ』 伊吹有喜/著
高校生の美緒は、いじめをきっかけに不登校になってしまう。
そんな美緒が唯一安心できたのは、自分が生まれた時祖父母が織ってくれたというホームスパンの赤いショールに包まっているときだった。そんな娘の姿を心配した両親は、美緒からショールを取り上げてしまう。家にも学校にも居づらくなった美緒は、祖父母に会いに盛岡に行く決心をする。ホームスパンの布を通じて美緒の心も次第に変化していく…。
一つ一つの描写が美しく、本の世界に引き込まれていきます。
ぜひ読んでみてください。
図書委員(3JSS 堀川)