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【図書館だより】2025年11月11日
『よるのばけもの』 住野よる/著
私がおすすめする本は住野よるの『よるのばけもの』です。
夜になると化け物になる僕は、ある日の夜、忘れ物を取りに誰もいないはずの夜の学校に忍びこんだ。しかし、誰もいないはずの教室でクラスメイトの矢野さつきと出会う。昼間はほとんど話したことがなかった二人は夜の教室で、少しずつ距離を縮めていく物語です。
不思議で切なくて優しい、青春ストーリーです。
図書委員(1F3 守田)
【図書館だより】2025年11月10日
『貴族と奴隷』 山田悠介/著
主人公の伸也と同じ年代の学生が連れ去られ、軍隊のような服を着た人々からシュミレーションとして貴族役と奴隷役にわかれて生活をすることになった。
結果がでるまで帰ることもできない。
それぞれ5チームに分かれた奴隷役には1人ずつ貴族役がつく。ここでは奴隷役は貴族役の命令は絶対服従であり、貴族役は奴隷役に何をしても構わない。
そう言われた貴族役の人たちはどう奴隷役を使用したのだろうか。そして、そのあとどのような展開になるのか…
図書委員(1年 匿名希望)
【図書館だより】2025年11月7日
『グッバイ宣言』 三月みどり/著,Chinozo/原作・監修
Chinozoさんの人気楽曲を原作とした青春ストーリー。
引きこもりの高校生、桐谷翔が夢に向かって突き進む天真爛漫な少女七瀬レナと出会い、引きこもりから脱却します。そして自分の夢を探し、本当の自分自身と向き合っていく物語です。
この小説のおすすめポイントは、ライトノベルで読みやすく、原作楽曲の歌詞やMVの世界観が物語に組み込まれていて挿絵付きなので、原作ファンも楽しめるところです。
原作楽曲を知らない人も、小説を読むのが苦手な人もぜひ一度読んでみてください!
図書委員(1年 匿名希望)
【図書館だより】2025年11月6日
『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』 冬野夜空/著
高校生の「僕」は、ある日、病院で出会った少女、結に心を惹かれます。結は難病を患い、余命わずかと宣告されていました。残された時間を悔いなく生きるため、彼女はリストにした「やりたいこと」を次々と実現していこうとしているときに「僕」はそんな彼女の願いに寄り添いながら、一緒に笑い、泣き、かけがえのない時間を過ごしていく。涙が自然と流れるけれど、悲しさだけではなく「生きる希望」や「人とのつながりの温かさ」を感じられる物語です。
図書委員(3年 匿名希望)
【図書館だより】2025年10月30日
『ケーキの切れない非行少年たち』 宮口幸治/著
この本は非行を犯した少年たちが悪意からではなく、認知機能の弱さから問題行動を起こしているのではないかということを示しています。その根拠として少年たちはケーキを等分に切れないなどの例を示して、認知機能の弱さが行動に影響を与えていることをわかりやすく説明されています。この本は、読んだあとに加害者を一方的に悪として考えるのではなく、支援や理解が足りなかった可能性があると考えたり、社会全体が支援が必要な人を見捨てないことの重要性を理解したりと、新しい視点から見るきっかけを与えてくれます。著者は精神科医として少年院や医療現場で実際に非行少年たちと向き合ってきた人物なのでとても説得力があります。きっとこの本を読めば、身の回りの出来事をあらゆる視点から見ることができるようになり、新たな発見もあると思います。ぜひ読んでみてください。
図書委員(3年 匿名希望)
【図書館だより】2025年10月29日
『恥知らずのパープルヘイズ(ジョジョの奇妙な冒険より)』 上遠野浩平/著,荒木飛呂彦/原作
この本は第5部でジョルノたちと袂を分かったパンナコッタ・フーゴが主人公です。アニメや漫画では描かれなかった彼のその後や内面が丁寧に描かれています。フーゴの内面的成長も魅力の一つです。
・『ジョジョの奇妙な冒険』第5部が好きな人
・フーゴのキャラクターに魅力を感じる人
・ジョジョの世界観をさらに深く楽しみたいファン
の人におすすめです
図書委員(2JS2 米村)
【図書館だより】2025年10月28日
『もものかんづめ』 さくらももこ/著
「ちびまる子ちゃん」で知られるさくらももこさんが、自分の子ども時代や家族との出来事、日常のちょっとしたエピソードをユーモアたっぷりに書いたエッセイ集です。
ふざけてるのに、なぜか心に残る話ばかりで、気づいたら何度も読み返してしまいます。
笑えるのに、ちょっと切なかったり温かかったりで、普段の生活が少し楽しく見えてくるような一冊です。
図書委員(1年 匿名希望)
【図書館だより】2025年10月27日
『アルジャーノンに花束を』 ダニエル・キイス/著
的障害を持つ主人公が、知能を向上させる手術を受け、天才的な知能を獲得する過程と、その後の知能の退化を描いた物語です。
知能の高さや知識だけでは真の幸福は得られないということ、そして人間にとって愛情や友情が不可欠であるという点に気づかされます。
図書委員(1F2 石松)