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2025年6月10日
5月30日(金)の5・6時間目に、全学年合同で「学問的誠実性(Academic Integrity)」について学ぶ活動を行いました。
「学問的誠実性」とは、IB(国際バカロレア)教育において大切にされている“学びに対する正しい姿勢”を意味する言葉です。宿題の答えを写す、他者の課題や文章をそのまま使用する、インターネット上の情報を無断でコピーする——こうした行為はすべて、誠実な学びとは言えません。
IBではさらに、保護者や友人の意見をもとに書かれた感想文も、自分自身の思考でない限り「誠実性」に反するとされています。自分の課題には自ら責任を持ち、正直に取り組む姿勢こそが、本当の成長につながるという考え方です。
IB認定校では、学問的誠実性に関するルールが厳格に定められており、違反が認められた場合には課題の評価が無効となることもあります。それほど重要な指針であり、これからの学びにおいて欠かせない姿勢です。
今回の学びを通して、生徒たちは「誠実に学ぶこととは何か」を改めて考える機会を持ちました。これからの定期考査に向けて、それぞれが正しい姿勢と誇りを持って取り組んでいけるよう、今後も日々の学習に励んでいきます。