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2021年05月の記事

2021年5月14日

生徒および保護者の方々へ 校長室から5月号

 2021.5.14

 新学期が始まり、一か月があまりが過ぎようとしています。新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、熊本県のリスクレベルも最高のレベル5「厳戒警報」となり、5月7日には、本県独自の「熊本蔓延防止宣言」が出されています。県内の1日の新規感染者数も過去最多を更新しており、今後の感染拡大が大変懸念される状況となっています。

 また、今年は、5月11日に九州南部(宮崎、鹿児島両県の本土と種子島・屋久島地方)が梅雨入りしました。1951年の統計開始以来2番目に早い梅雨入りで、平年より19日早い梅雨入りだそうです。梅雨前線も北上し九州に近づいています。昨年の7月豪雨も思い出され、自然災害にも注意を払う時期となっています。

 本校では、4月29日に体育大会を開催する予定にしていましたが、本県のリスクレベルがレベル5「厳戒警報」に引き上げられましたので中止としたところです。楽しみにしていた生徒諸君には大変申し訳なく思っていますが生徒諸君の健康と安全、社会的責任等の観点から判断しました。5月12日からは福岡県にも緊急事態宣言が発出され、緊急事態宣言は現在6都府県に発出されています。新型コロナウイルスが従来型から変異株へ変わっているのが報告され、重症化リスクが1.4倍なっているとの報道もあっています。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するにはワクチン接種が大変重要であり、変異株に対しても効果が高いとの研究もあります。現在、高齢者のワクチン接種が始まっており、予約等で一部混乱も見られますが7月末の完了に向け順調に進むことを願うばかりです。不安は尽きませんが、今後も「密閉・密集・密接」の3密を回避し、マスクの着用、手指の消毒など、私たちにできる「新しい生活様式」を実践・徹底することが重要だと思っています。それに加えて、各自の毎日の健康チェックが重要であり、県のリスクレベルがレベル「4」以上の時は、ご家族に風邪症状等が見られたときも登校を控えていただくようお願いしているところです。ただ、今は、新型コロナウイルスには誰もが感染する可能性があります。感染した人たちへの思いやりの気持ちを持ち、早く治るよう励まし、治って戻ってきたときには温かく迎え、もし、自分が感染したり症状があったりしたら、友達にはどうしてほしいかということを考えて行動してほしいと思っています。そのような思いやりのある、優しい学校でありたいと思っています。コロナ禍にあって、日々奮闘いただいている医療従事者等、関係の皆様への感謝を忘れず、感染された方の一日も早い回復を願っています。一人一人の自覚ある努力が日常の当たり前を実現し、授業、部活動、学校行事などを当たり前にすることができるのです。私たち一人一人が自分自身の健康と周囲の人の健康と生命を守るため、その社会的責任を自覚し、やるべき、できる努力を重ね、コロナ禍を乗り切りましょう。

  さて、昨年、学校の入り口前の道路の植え込みに市の許可を得て花壇を作りました。今はパンジーを植えていますが、いよいよパンジーも終わりを迎え、次の花の準備を進めようとしています。この花壇のお世話は、文徳中学生にお願いしています。花の植え替え、草取り、水やりなど、毎日、こつこつと取り組んでもらっています。文徳生が気持ちよく登校し、学校の前を通られる地域の皆様にも心の安らぎを提供できたらと思っています。文徳中生一人一人がみんなのために何ができるのか考え、進んで行動に移し、リーダーシップを発揮してくれるものと期待しています。