学校法人 文徳学園 文徳高等学校・文徳中学校

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2023年06月の記事

2023年6月8日

生徒および保護者の方々へ 校長室から6月

2023.6.7

 

 熊本県を含む九州北部が、5月29日ごろ梅雨入りしたと発表されました。昨年は6月11日ごろ梅雨入りし、7月22日ごろ梅雨明けでした。平年6月4日ごろ梅雨入りしており、今年は平年より早い梅雨入りとなっています。2日には台風2号の北上に伴って四国、近畿から東海地方にかけて線状降水帯が発生し大雨のため甚大な被害が出ています。浸水被害が相次いだ地域では、その地域にとって「100年に一度よりも頻度の低いまれな雨」だったことが防災科学技術研究所の分析で分かったと報道がありました。防災科学技術研究所は観測された雨量がその地域にとってどの程度珍しいか(被害の大きな雨量だったか)、具体的には「どのくらいの期間に1度起きるか」を過去のレーダーによる解析データなどから計算し、珍しさの度合いに応じて「大雨の稀(まれ)さ情報」として公表しています。台風2号に続いて台風3号も発生しており、梅雨の大雨、台風の襲来など、自然災害が心配な季節となりました。田植えの季節でもあり恵みの雨でもありますが、大きな被害がないことを願うばかりです。心して防災に努めていきたいと思っています。

 さて、一部、先行開催の競技もありましたが6月2日から県高校総体と総文祭がおおよそコロナ禍前の態勢で総合開会式を含めて開催されました。2日は、雨で一部屋外の競技において順延となりましたが、その後は、天候も回復し順調に大会も終えています。県高校総体の総合開会式は、パークドーム熊本で開催され、文徳高校は29番目の入場でした。また、総合文化祭の総合開会式は、県立劇場のコンサートホールで開催され、コロナ禍以前のような華やかなオープニングで始まり、県立劇場の演劇ホール、ロビー等も活用して発表や展示等が行われました。総文祭は6月3日に、総体は5日に本校が出場した種目はすべて終了しました。それぞれの部活動において、これまでの練習の成果を発揮する場を得ることができ本当によかったと思っています。保護者の皆様のご支援・ご協力、競技関係者のご支援に心から感謝いたします。3年生にとっては、最後の大会となった人も多く、力が発揮できた人、思うようにいかなかった人、それぞれだと思いますがこの日まで仲間とともに、苦難を乗り越え努力を続けて取り組んできた過程にこそ価値があると思っています。次は、各自の進路実現に向け気持ちを一新し邁進するときです。2年生と1年生には、3年生の後を引き継ぎ、新たな一歩を踏み出してもらいたいと思います。県高校総体で団体優勝したのは、相撲部と男子ソフトテニス部、女子空手道部でした。バドミントン男子が団体準優勝、ソフトボールで男女ともに3位、剣道男子団体が3位、テニス男子団体が3位と大健闘しています。相撲と男子ソフトテニス、空手女子組手、男子テニスでは個人戦でも優勝しています。団体、個人を含め九州大会や全国大会(インターハイ)への出場権を得た部には、本県代表としてさらに努力を続け、一層の活躍を期待しているところです。ライフル射撃部は、九州大会エアライフル60発競技少年男・女で優勝しています。7月には、硬式野球、軟式野球の県予選大会、吹奏楽の県予選コンクールも控えています。本校生一人一人が各自の目標達成に向け最後までやり抜くことを願っています。

 新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、マスクの着用等感染防止対策を個人の判断に委ねていますが、感染者の定点把握において感染者がゼロとはなっておらず、緩やかな増加傾向との報道もあります。私たちには、場面に応じた適切な対応が引き続き求められており、油断することなく自覚をもって取り組んで行く必要があります。本校では、3密をできるだけ避け、教室の換気、手指の消毒等引き続き取り組んでいます。これからは暑さも厳しくなり、熱中症なども心配な時期です。一人一人が健康管理に気をつけ、やるべきことを徹底して円滑に日常生活へ移行し、学校での活動を盛り上げていきましょう。