文徳学園についてトップページ » 校長あいさつ » blog 校長室より
2023年4月14日
生徒および保護者の方々へ 校長室から4月
2023.4.13
いよいよ令和5年度が始まりました。校庭のサクラもすっかり葉桜となり、木々の若葉の緑が映え、新緑の季節を迎えています。
本校では、4月7日に新任式・始業式、翌8日土曜日に入学式を高校と中学校のそれぞれで行いました。卒業生を送り出し寂しい思いをしていましたが、多くの新入生を迎え、賑やかな日々が戻っています。4月10日から新入生研修を実施しており、対面式・部活動紹介等行い、新年度の新たなスタートを切ったところです。
また、4月7日の始業式の前には、表彰披露を行い、春休み中の部活動の大会等での入賞者が紹介されました。多くの部活動が大会で入賞しており、3月の全国選抜大会では、相撲部が個人の二つの階級で5位に入賞しています。硬式野球部は、3月20日から開催された第152回九州地区高校野球熊本大会で準優勝し、軟式野球部も第61回九州地区軟式野球熊本大会で準優勝でした。硬式野球部は4月22日から、軟式野球部は4月23日から熊本県で開催される九州大会に出場します。
さて、新型コロナウイルス感染拡大の第8波は収束の様子となり、県のリスクレベルはレベル1「感染小康期」が継続しています。本県の新規感染者数は100人を下回るようになりましたが、なかなかゼロにはならず、感染傾向は「横ばいの状況」と発表されています。5月8日からは、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、現在の「新型インフルエンザ等感染症」から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行するため、今後の感染防止対策、医療体制等の取組について検討が進められています。新型コロナウイルスに感染した場合の出席停止期間が5日間に短縮されたり、感染者数の統計も、国が毎日取りまとめて公表している「全数把握」をやめ、季節性インフルエンザと同様に指定した医療機関に週1回報告してもらう「定点把握」に変更するなど報道がありました。
新型コロナウイルス感染者が海外で発見されたのが世界保健機関(WHO)の発表では2019年12月、日本で初めて感染者が報告されたのが2020年1月、熊本で初めて感染者が報告されたのが2020年2月でした。この間、感染流行も第8波を数え、ワクチンや治療薬の開発など進み、日常の当たり前の生活ができることのありがたさと実現のための努力の大切さを改めて気づかされました。今、新型コロナウイルス感染症への対応が新たな段階に移り、大きな転換点となっています。マスクの着用も各人の判断に委ねられることになりました。このウィズコロナ時代は、科学的根拠に基づく正しい情報をもとに、場面々に応じて、私たち一人一人が「今何を為すべきか」をしっかりと考え実践していく必要があります。私たち一人一人がどう考えて行動するかが問われており、責任重大です。さらに、各人が様々な事情を抱えていますので、マスクの着用の有無によって、差別や偏見等のない、温かく、思いやりのある学校でありたいと思っています。学校では、教室等の換気、手指の消毒等は、今後も継続して行きます。皆さんのご理解とご協力をお願いします。
本年度は、コロナ対応も新たな段階に移っていきますので、まずは、円滑に日常生活への移行を行い、みんなで校歌を歌えるようになりたいと思っています。今年も、「凡事徹底」、あいさつと掃除に力を入れ、あいさつが響き渡り、掃除の行き届いた学校をめざすとともに、「前向きに考え、努力をして、積極的に挑戦し、感動を得る。」そんな1年になることを願っています。みんなで”やり抜き”ましょう。