学校法人 文徳学園 文徳高等学校・文徳中学校

blog 校長室より

文徳学園についてトップページ » 校長あいさつ » blog 校長室より

2021年10月の記事

2021年10月5日

生徒および保護者の方々へ 校長室から10月号

2021.10.5

 朝夕はめっきり涼しくなり、秋の到来を感じる季節となりました。9月は、台風14号の接近等あり心配しましたが、その後は天候に恵まれています。二学期早々、新型コロナウイルスの第5波の到来で分散登校等行ってきましたが、9月末にはなんとか前学期期末考査、中学部は2学期中間考査を終えることができました。これから秋本番となり実りの秋、スポーツ・芸術の秋であり、勉強・スポーツ・芸術等に最適の季節となります。10月30日には制限の中ですが文化祭を予定しています。運動部活動等の新人戦もいよいよ本格的に始まります。生徒諸君の活躍を楽しみにしています。早速、女子ソフトボール部が9月の県大会で優勝し、11月の九州大会に出場することになりました。

 また、新型コロナウイルスの第5波の到来でずいぶんと心配しましたがようやく全国的に収束の兆しが見え、去る9月30日をもって各都道府県に発令されていました緊急事態宣言やまん延防止等重点措置がすべて解除されました。国内の旅行等もできるようになり人の移動も増え始めています。日常生活を取り戻し、経済の回復との両立を図る新たな展開へと入っていくのを感じています。11月までには、12歳以上の希望するすべての人のワクチン接種が終了するよう努力が続けられており、日本のワクチン接種率は、10月1日現在、全人口の2回接種完了が59.8%、1回接種が70.4%となっています。熊本県では接種対象人口(12歳未満を除く)の2回接種完了が74.21%、1回接種が82.46%となっています。ワクチン接種は、日本では接種開始が遅れていましたが急速に接種が進み、諸外国に追いついてきました。早期に接種した医療従事者等には、12月から三回目の接種を始めるとの話も出始めています。ワクチンは、感染を完全に防ぐものではありませんが重症化のリスクを大幅に下げることが明らかになっています。ただ、今後も「密閉・密集・密接」の3密を回避し、マスクの着用、手洗い、手指の消毒など、私たちにできる「新しい生活様式」を一人一人が自覚をもって、引き続き実践・徹底することが求められます。日常のあたり前を取り戻すのには努力が必要です。熊本県独自のリスクレベルについては、まだ最高のレベル5「厳戒警報」が続いています。県ではリスクレベル4「特別警報」以上のときには、自分自身の体調が悪いときだけではなく、家族に発熱や風邪症状等ある場合も自宅待機をしてもらうことになっています。引き続き感染拡大防止のため、保護者の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。

  さて、中学部では、去る9月30日に、「こどもの詩(ポエム)コンクール」(熊本朝日放送株式会社主催)の表彰式が本校体育館で開催されました。同コンクールでは、熊本朝日放送賞を初め6人の生徒が入賞し、学校全体の取組が認められ学校賞もいただきました。表彰式では、賞状と副賞が授与され、表彰の後、それぞれの入賞した詩をアナウンサーの方に感情豊に朗読していただきました。本校では日常の生活を振り返り、その一場面を詩にすることを取り組んだそうです。朗読される詩を聞いていると、家庭での日常の生活が目に浮かび、どの詩もご家庭での家族の温かな交流が伝わってくるものばかりで心が温かくなり、幸せな気分になりました。生徒諸君が日常の何気ない生活の中に家族の思い・温もりを感じているのが伝わってきました。家族の思い・温もりを感じる感性を大切にし、それを実践し、家族の思い・温もりを次の世代につなぐ大人に成長してくれることを強く願っています。コロナ禍にあり日常の生活が本当にありがたいものであることを思い知らされていますが、何事においても、かかわる人の思い・温もりを感じる感性を磨き、感謝の気持ちを忘れず歩み続けたいものです。