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2022年07月の記事

2022年7月13日

生徒および保護者の方々へ 校長室より7月 

 2022.7.13

 九州北部地方は6月11日の梅雨入りでしたが、6月28日には気象庁が九州北部地方も梅雨明けしたとみられると発表しました。1951年からの観測史上最も短い17日間の梅雨となりました。豪雨災害等心配されていましたが、水不足の心配の声が出ています。台風の発生も聞かれるようになり、台風4号が九州に上陸し、暴風とはなりませんでしたが本県北部でも局地的に大雨となりました。これからは、大雨、台風等への備えが一層求められます。暑さも本格的となり、熱中症の防止、暑さ対策も忘れてはいけない時期となりました。7月1日には、野球の夏の大会に備え、熱中症に対する対処訓練が行われています。

 また、新型コロナウイルスの「第6波」の到来といわれてからずいぶんと時間が経ち、徐々に感染者数も減少していましたが、全国的に再び増加に転じています。熊本も例外ではなく、人口10万人あたりの新規感染者数は、全国的に見ても大変多くなっており、7月12日には2000人を超え過去最高の感染者数となりました。本県では、7月8日に発表された県のリスクレベルはレベル2「警戒強化レベル」で「感染状況は増加傾向」とされました。新型コロナウイルス感染症の収束が見えず不安は尽きませんが、「密閉・密集・密接」の3密の回避、マスクの着用、手指の消毒、一人一人の家庭での健康観察など、私たちにできる「新しい生活様式」を実践・徹底することが重要です。熱中症への備えとともに、冷房中も換気を行い感染リスクの軽減をはかる必要があります。

 6月初めに高校総体・総文祭も無事に終了し、本校からも全国大会に相撲部、ソフトテニス男子、ライフル射撃部が出場します。7月初めの九州大会では、相撲部が団体準優勝、ソフトテニス男子が団体3位でした。硬式野球の県大会も7月9日に開会式が行われ、7月14日には本校が初戦を迎えます。軟式野球部は7月11日・12日に県大会があり、5年ぶりに優勝し全国大会出場をかけた南部九州大会に出場します。3年生にとっていよいよ最後の大会です。コロナと暑さに負けず、これまでの練習の成果を発揮し、全力でやりきってほしいと思っています。

 6月30日には3学年、7月7日には2学年の保護者会を崇城大学SoLAホールをお借りして実施しました。多くの保護者の皆様に参加いただきありがとうござました。7月14日には1学年の保護者会を同様に崇城大学SoLAホールをお借りして実施します。新型コロナに悩まされた1学期の始まりでしたが、生徒諸君の日々の努力、そして保護者の皆様のご理解とご協力のおかげで、なんとか、授業、部活動、学校行事など実施することができました。7月16日には1学期の終業式を迎えます。ありがとうございました。

  さて、今年の4月1日から民法が改正され、成年年齢が18歳に引き下げられました。マスコミ等では、成年年齢引き下げによる消費者契約等に係るトラブルの心配がしばしば話題となっています。本校では、公民科や家庭科の授業でも取り組んでいますが、7月6日に熊本消費者協会から講師をお招きし高校3年生を対象に消費生活啓発講座を開催しました。講座では、契約時のトラブルや事故等について具体例を挙げて対処法等お話をしていただきました。3年生も真剣に聞いており、自分事として考えたのではないかと思っています。成年としての権利と責任についてしっかりと学び、トラブルに巻き込まれることなくスムーズな社会生活への移行が図られることを期待しています。

 2学期の始業式は、8月22日です。夏休みに入ってもコロナ禍での制限の多い環境ですが、課外や部活動など今ある環境の中で何ができるかを考え、一歩ずつ活動を進めてもらっていることに感謝しています。こころと身体のリフレッシュをはかってください。