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2024年02月の記事

2024年2月2日

生徒および保護者の方々へ 校長室から2月

2024.2.1

 令和6年能登半島地震から1か月が経過しました。ボランティアの受け入れも少しずつ動き出しています。水道はまだですが電気の復旧は一部の地域を除きほぼできたとの報道があっていました。被災された地域の一日も早い復旧・復興を願うばかりです。

 本校の生徒会では、3学期始まってすぐに被災地支援の募金活動を開始し、1月31日には、生徒会長の中野くんと生徒会顧問の緒方先生が学校を代表して日本赤十字社熊本県支部に集まった募金を届けました。本校生と職員みんなの一日でも早い復旧・復興を願った募金が、被災地の皆さんの元気に少しでもつながることを願っています。これからも、私たちに「何ができるか」みんなで考え、しっかり実践していきたいと思っています。

 1月は、13日・14日には大学入学共通テスト、同じく14日には中学のⅡ期入試、23日には高校の専願・奨学生入試、28日からは高校1年生の修学旅行(2月1日までの4泊5日)、中学2年生の修学旅行(1月30日までの2泊3日)と大きな行事が続きました。大学入学共通テストは、例年寒さが厳しくなっていましたが今年は暖かく天候に恵まれました。高校の専願・奨学生入試では、今季一番の寒気が到来するとの予報で心配されましたが朝から冷え込みはあったものの、お昼頃小雪が舞う程度で大雪とはならずほっとしたところです。翌朝は少し雪が降り、一部で交通の乱れもあり、試験当日でなくてよかったと思ったところでした。高校と中学の修学旅行の様子については、本校ホームページのブログでそれぞれ紹介していますのでご覧ください。いずれの行事も天候に恵まれ、生徒諸君の頑張りと保護者の皆様、関係いただいた皆様のおかげて無事に終えることができました。皆様のご支援に感謝いたします。

 さて、2月3日は節分です。「鬼は外、福は内」「豆まき」でよく知られた年中行事です。節分は毎年2月3日ごろにおこなわれ、「一年間健康に過ごせるように」という願いを込めて「悪いもの」を追い出す行事とされています。節分は、中国から伝わってきた文化が、日本古来の考え方と合わさって生まれたと考えられています。節分という言葉には、「季節を分ける」という意味があります。節分というのは、年に4回訪れる立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す言葉です。しかしいつからか、一年の始まりであり、大切にされていた「立春」の前日のみを「節分」と呼ぶようになりました。悪いものを追い出し、縁起のよいものを食べて、新しい季節を迎えるための行事となっています。

 節分は毎年必ずしも「2月3日」とは限らず、あくまで「立春の前日」とされており、立春の日付が変わる場合は、節分の日付も変わります。実際、過去には2月2日や2月4日だったこともあります。今年は2月3日が節分ですが、来年2025年は2月3日が立春となり、2月2日が節分となります。節分の定番といえば「豆まき」です。昔は、病気や災害など悪いものはすべて「鬼」の仕業だと考えられていたため、鬼を退治する効果があるとされる豆(炒った豆)をまく風習が広まりました。また、恵方巻きを食べる風習もあります。その年の恵方を向いて、しゃべらずに黙々と食べると願いが叶うといわれています。地域によってはいわしを飾ったり、食べたりするところもあります。このほかにも、節分にけんちん汁を飲んだり、そばを食べたりする地域もあるそうです。また、地域によっては、節分を「年取りの日」とされており、節分にひとつ年を取ると考えられていました。そのため、「節分に年の数だけ豆を食べる」という風習が残っているとされています。自分の年齢の数だけ豆を食べると、体が丈夫になって病気になりにくくなるといういわれがあります。私も小さいころそのように言われて年齢の数だけ豆を拾って食べました。インターネットで節分と検索すると「恵方巻きを食べる意味」「いわしを食べる・飾る意味」などいろいろと関連する情報がヒットします。今年の「恵方(その年の福徳を司る年神様がいる方向)」は、「東北東」だそうです。「恵方巻きには縁や福が巻かれているとされており、包丁で切らずに丸ごと、その年の恵方を向いて、願いごとを思い描きながら、しゃべらずに黙々と食べきる」と紹介されていました。

 最後に、季節性インフルエンザは、下火になっていますが新型コロナは全国的に増加傾向となっています。油断せず、場面に応じた感染防止対策を心掛け、手洗い、うがい、換気等、しっかり取り組み、感染防止に努めましょう。