学校法人 文徳学園 文徳高等学校・文徳中学校

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2025年7月1日

生徒および保護者の方々へ 校長室から7月

 2025.7.1

  熊本県を含む九州北部は、6月8日に梅雨入りしました。今年は、先週末から晴れる日が増え、真夏日(気温30℃以上)となり、猛暑日(気温35℃以上)を記録する所も多くなっています。九州北部も7月初旬には梅雨明けするのではないかとも言われ始めていましたが、気象台は、6月27日ごろ「梅雨明けしたとみられる」と発表しました。平年と比べて22日早く、梅雨の期間がわずか19日のかなり早い梅雨明けの発表となっています。九州北部だけでなく九州南部、中国、四国、近畿地方も梅雨明けとなり、九州南部は過去2番目に早く、九州北部、中国、四国、近畿地方は統計史上最も早い梅雨明けとなったっということです。梅雨の大雨も心配でしたが、梅雨の雨が少ないと今度はこの夏の水不足が心配されます。これからは、台風の襲来など心配され、自然災害の心配な時がしばらく続きます。適度な雨となり、大きな被害がないことを願うとともに、日ごろの備えをしっかりしたいと思います。

 高校の学年別保護者会を7月3日には2学年、7月5日には3学年、7月10日には1学年を暑さ対策もあり、空調の完備した崇城大学SoLAホールをお借りして実施します。2学年では、進路講演会のあと、生徒指導部の説明、進路別分科会、3学年では、進路指導部の説明を中心とした全体会に続いて進路別分科会、学級懇談会、1学年では、私たちの生き方、あり方をテーマとした教育講演のあと、生徒指導部、進路指導部、修学旅行の説明等を実施する予定です。多くの保護者の皆様のご参加をお待ちしています。

 7月2日には「ようこそ先輩!」と題してお二人の卒業生に来校いただきご講話をいただきます。お二人とも社会人としてご活躍中で、ご多用の中に在校生のために来校いただきます。高校時代のこと、今のお仕事のことなどたくさんの経験談とアドバイスをいただけるものと思っております。

 さて、県高校総体も終わり、硬式野球部は、甲子園をかけた第107回全国高等学校野球選手権熊本大会が7月5日に開幕します。順調に試合が進めば、本校は7月12日に初戦を迎えます。軟式野球部は、第70回全国高等学校軟式野球選手権熊本大会が7月14日・15日に水前寺野球場で開催されます。7月23日には、吹奏楽部の県予選コンクールも控えています。7月24日からは全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が中国地区(広島・鳥取・島根・岡山・山口)を中心に開催され、男子ソフトボール部、男子ソフトテニス部、相撲部、女子空手道部が出場します。ライフル射撃部も7月に全国大会に出場します。

 3年生にとっていよいよ最後の大会です。これまでの練習の成果を発揮し、各自の目標達成に向け最後まで全力でやりきることを願っています。3年生は、進学・就職試験も目前に迫っています。本気で取り組み、各自の第一志望達成に向けしっかり準備しましょう。

 今年も、”がんばれ!文徳生!” ”やり抜け!文徳生!”です。

 これからは暑さも厳しくなり、熱中症など更に心配な時期となります。一人一人が健康管理に気をつけ、やるべきことを徹底しましょう。7月18日には、1学期の終業式を行います。あっという間に1学期も終わり、いよいよ夏休みに入ります。夏休みは、課外授業を含めた学習や部活動にも、まとまった多くの時間を取ることができます。今ある環境の中でそれぞれの目指す目標に向け、「今、何をなすべきか、何ができるか」を考え、前向きに挑戦を続けてください。時間を有効に使い、こころと身体のリフレッシュも大切です。2学期の始業式は、8月25日です。元気なみんなに会えるのを楽しみにしています。

2025年6月4日

生徒および保護者の方々へ 校長室から6月

 2025.6.3

 今年は、九州南部が5月16日ごろ梅雨入りしました。平年5月30日ごろ梅雨入りしていますが、2週間ほど早く、沖縄よりも早い梅雨入りとなっています。雨の日が少しずつ多くなっているように思いますが、熊本県が属す九州北部の梅雨入りは発表されていません。平年は6月4日ごろ梅雨入りしています。昨年は梅雨入りが遅く6月17日ごろの梅雨入りでした。気象庁は、昨年から線状降水帯発生予測を府県単位などで発表するようになっています。予測精度はまだ低いですが、これから梅雨の大雨、台風の襲来など、線状降水帯の発生も危惧され自然災害が心配な季節となりますので、安全第一、空振り覚悟の対応が必要になってくると思っています。田植えの季節を迎え恵みの雨でもありますが、大きな被害がないことを願うとともに、心して防災に努めていきたいと思っています。

 さて、一部、5月23日から先行開催の競技もありましたが、5月30日には県高校総体と総文祭が総合開会式を含めて開催されました。6月2日までは天候にも恵まれ、順調に大会も終えています。県高校総体の総合開会式は、パークドーム熊本で開催され、文徳高校は29番目の入場でした。また、総合文化祭の総合開会式は、今年は県立劇場が使用できなかったため、熊本市民会館で開催され、迫力のある和太鼓演奏のオープニングで始まり、近隣の国際交流会館等も活用して発表や展示等が行われました。総文祭のパレードは、今年は5月24日に計画されていましたが雨のため残念ながら中止となりました。総文祭は5月31日に、総体は2日に本校が出場した種目はすべて終了しました。コロナ禍で大会が中止や制限された日々を思い出しますが、今年もそれぞれの部活動において、これまでの練習の成果を発揮する場を得ることができありがたく、本当によかったと思っています。保護者の皆様のご支援・ご協力、競技関係者の皆様のご支援に心から感謝いたします。3年生にとっては、最後の大会となった人も多く、力が発揮できた人、思うようにいかなかった人、それぞれの思いがあると思いますが、この日まで仲間とともに苦難を乗り越え、努力を続けて取り組んできた過程にこそ価値があると思っています。次は、各自の進路実現に向け気持ちを一新し邁進してほしいと思っています。2年生と1年生には、3年生の努力を引き継ぎ、さらによくなるよう新たな一歩を踏み出してもらいたいと思います。県高校総文祭では、5月23日・24日に先行開催された将棋で団体2位、個人で3位と大健闘しています。県高校総体では、ソフトボール部男子が優勝し、相撲部とソフトテニス部男子、ソフトボール部女子が団体準優勝、剣道部男子、バドミントン部男子が団体3位と大健闘しています。個人戦では、ソフトテニス部男子が優勝、空手道部女子が形で優勝とこちらも大健闘しています。個人戦で準優勝、3位になった競技もあり、団体、個人を含め九州大会、南九州大会や全国大会(インターハイ)への出場権を得ています。本県代表としてさらに努力を続け、一層の活躍を期待しているところです。ライフル射撃部は、来週九州大会、7月には、硬式野球、軟式野球の全国大会県予選、吹奏楽の県予選コンクールも控えています。本校生一人一人が目標達成に向けて最後まで粘り強くやり抜くことを願っています。

 新型コロナウイルス感染症は、5類に移行し感染者数もゼロが続くようになりました。本校では、最近、インフルエンザの感染者数が増えており、流行の兆しがあります。私たちには、場面に応じた適切な対応が引き続き求められており、油断することなくマスクの着用、教室の換気、手指の消毒、うがい等取り組んで行く必要があります。これからは暑さも厳しくなり、熱中症なども心配な時期です。一人一人が健康管理に気をつけ、やるべきことを徹底していきましょう。

2025年5月9日

生徒および保護者の方々へ 校長室から5月

 2025.5.8 

  新型コロナウイルス感染症が感染症法上、季節性インフルエンザと同じ5類感染症扱いとなって5月8日でまる2年となりました。新聞等でもいろいろな感染症の流行の動向と新たな感染症への備えが呼びかけられています。感染症法施行規則の改正により、令和7年4月7日から急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI)の全国的な定点調査も始まっているとのことです。今後も油断することなく場面々に応じて、手洗い、うがい、マスクの着用等、取り組んでいく必要があります。

 さて、4月29日には、学校の一大行事の一つである体育大会を大会テーマ「”疾風”~一瞬の青春を駆け抜けて~」の下、予定どおり実施することができました。前日の午前中は思いのほか雨が降り心配しましたが、午後からは天候も回復し崇城大学のグラウンドで会場設営・準備を行うことができました。担当の生徒諸君や先生方には熱心に準備にかかわっていただき無事に会場設営と準備が終えることができました。当日の朝は、予報どおり快晴で、少し風もあり肌寒さも感じる過ごしやすい天候となり、絶好の体育大会日和となりました。早朝からの放送等の準備も整い、各団の団長の指示の下、生徒諸君の集合も完了し、9時から開会式を行い、プログラムがスタートしました。開会式のあいさつでは「今置かれている環境の中で『何をなすべきか、何ができるのか』を考え、みんなで体育大会の成功に向け心を一つにして、リーダーシップを発揮し臨機応変に一人一人が行動しよう。競技や演技をしている人の一生懸命さとみんなで盛り上げようとする気持ちがあればきっと見ていただいている皆さんに伝わる」と話しました。競技や演技においては、一人一人主体的に行動しており、招集もスムーズに進み、前半は予定より少し早い状態でプログラムも進んでいきました。午後の部は、45分ほど遅れましたが、生徒諸君一人一人が今置かれている環境で「何をなすべきか、何ができるのか」を考えて本当によく行動してくれました。応援団を中心にスタンドを盛り上げようとしている姿も多く見られました。団体演技の高校1・2・3年女子のダンス、高校1・2・3年男子のエッサッサ、高校選抜集団行動、中学生のよさこい2025、競技のサイコロ運試しリレー、綱引き、長縄跳び、玉入れ、団対抗リレーなどプログラムも多彩で大変盛り上がりました。最後の応援合戦も各団席と応援団が一体となり、校歌の部では団席の生徒諸君が肩を組んで歌い、演舞の部では応援団の演武に団席の生徒諸君が声を掛け合い、素晴らしいものとなりました。また、部活動紹介&リレーも各部の特徴が出た素晴らしいものでした。文徳生の一致団結した”底力”を見た思いがしました。生徒会を中心に文徳生全員が心を一つにして取り組んだ成果だと思っています。今年もご来賓の皆様にもご観覧いただくことができ、スタンドには、多くの保護者の皆様等の姿があり、最後まで温かいご声援をいただきました。保護者の皆様、会場を提供いただきました崇城大学の皆様、そして、すべての関係の皆様に心から感謝を申し上げます。

 また、部活動でも阪神甲子園球場で5月5日に開催された全国高等学校軟式選手権大会70回記念 春の軟式交流試合in甲子園に西日本選抜チームのメンバーに本校3年生が選ばれて出場し活躍しました。空手道部は、国スポ予選を兼ねた県大会で少年女子形の部で1位・2位・3位、少年男子形の部で3位、少年女子組手の部で4位と大健闘しています。5月24日からは県高校総体の先行実施の競技が始まります。生徒諸君の活躍を楽しみにしています。

 令和7年度も1か月が過ぎ、本格的に始動しました。更に充実した学校生活となるようみんなで”やり抜き”ましょう。

2025年4月10日

生徒および保護者の方々へ 校長室から4月

2025.4.10

 いよいよ令和7年度が始まりました。今年は、3月に寒い日が続き校庭のサクラの開花が遅れ、サクラが散ってしまわずまだ残っています。1号館前のプランターにはチューリップ、体育館入口の登校坂にはシバザクラが美しく咲き誇っています。

 本校では、4月7日に新任式・始業式、4月8日に入学式を高校と中学校のそれぞれで行いました。卒業生を送り出し寂しい思いをしていましたが、多くの新入生を迎え、賑やかな日々が戻っています。4月9日から中学、高校ともに新入生研修を実施しています。高校は、9日の午後に対面式と部活動紹介を行いました。新1年生は、2年生・3年生との初めての対面で少し緊張した様子でしたが、生徒会長の歓迎の言葉で、新入生も安心したのではないかと思います。私からは、本校の生活信条に触れ、上級生には「一、人の立場を深く理解する」こと、新入生には 「一、礼儀作法を実践する」ことを話しました。対面式を無事に終え、今年の部活動紹介では、相撲部の意表を突いたピアノ演奏など工夫を凝らして部の魅力を更にアピールし盛り上げてくれました。生徒諸君が体育系、文化系問わず、部活動にも積極的に取り組んでくれることを期待しています。

 また、4月7日の始業式の前には、表彰披露を行い、春休み中の部活動の大会等での入賞者が紹介されました。硬式野球部は、4月5日にリブワーク藤崎台球場で3月20日から開催された第156回九州地区高校野球熊本大会の決勝戦に臨み、1対4で敗れたものの準優勝という素晴らしい結果を残しました。軟式野球部も3月29日に山鹿市民球場で第65回九州地区高校軟式野球熊本大会の決勝戦に臨み、0対1で惜敗し準優勝となりました。

 さて、新型コロナウイルス感染症が季節性インフルエンザと同じ五類感染症に移行し2年が経とうとしています。随分とその対応も変化しており、通常の学校生活ができるようになってきました。コロナ禍での経験は、私たちに”日常の大切さ”を改めて気づかせてくれました。このことをしっかり心にとめて油断なく日々の生活を送りたいものです。

 2016年4月に発生した熊本地震から9年が経とうとしています。昨年の元旦には、能登半島地震が発生し、最近では、先月28日に、ミャンマー中部を震源とするマグニチュード7.7の大地震が発生し甚大な被害が出ています。また、山火事が日本国内でも頻発し大きな被害が出ています。世界中で地震等の自然災害が発生しており、自然災害の怖さと日ごろの備えの大切さを強く感じています。

 熊本地震のとき、熊本県では「創造的復興」という言葉が使われ、元に戻すだけでなく更により良いものに造り替えていくことが提唱されました。昨年度から本校でもこれに倣い、「コロナ禍からの創造的復興」と称して、学校の様々な活動・取組をコロナ禍前に戻すだけでなく更に充実した学校生活となるようみんなで知恵を出し合い創造力を発揮して取り組んでいるところです。本年度も引き続きこのような気持ちで学校の教育活動を進めていきたいと思っています。

 さらに、凡事徹底、特にあいさつの励行と掃除の徹底に力を入れ、文徳生としてのマナーアップ、そしてセンスアップ(品性を高める)につなげていきたいと思っています。あいさつが響き渡り、掃除の行き届いた心地の良い環境で、「失敗を恐れず、各自の可能性を信じて、前向きにどうすればできるようになるかを考え、積極的に挑戦し、感動を得る。」そんな1年になることを願っています。みんなで”粘り強くやり抜き”ましょう。

2025年3月21日

生徒および保護者の方々へ 校長室から3月

 2025.3.18

 寒さの中にも、日ごとに春の訪れを感じる季節となりました。崇城大学前駅のホームのサクラは咲き誇っていますが、校内のサクラも早咲きの種類を除けば、今年は例年より寒かったのでサクラのつぼみの膨らみも遅くなっているように感じています。ソメイヨシノは、熊本県は開花予想が3月28日、満開は4月4日となっており、今年の開花は、平年より少し遅くなるとの予想が出ていました。

 2月は、文徳高校一般生入試、中学・高校の学年末考査も無事に終えることができました。そして2月28日には、文徳高校第64回卒業証書授与式を実施し、卒業生が次のステージに向けて母校を巣立っていきました。今年の卒業式は、昨年に続き在校生(2年生)も参加して保護者の皆様も人数制限なしで実施することができました。また、3月11日には、文徳中学校第27回修了式も同様に無事に終えることができました。高校の卒業式・中学のともに、最後はみんなで校歌を歌い、式を終えることができました。3月15日は、高校の新入生招集日と中学校の新入生スクーリングの日で新入生を対象とした説明会を実施しました。

 さて、令和6年度も本日終業式を行いました。肌寒い朝となりましたが、一同に会して終業式を行うことができ心から感謝しています。いよいよ令和7年度の準備が始まります。生徒会では4月末の体育大会の準備を始めています。みんなで知恵を出し合い、工夫して、思い出に残る充実した体育大会となるよう取り組んでいきたいと思っています。

 また、3月の全国選抜大会に相撲部、ソフトテニス部男子、空手道部女子、剣道部男子が出場します。出場する各部には、日ごろから応援し支えていただいている皆さんに感謝し、日ごろの練習の成果を発揮して競技を楽しみ、活躍してほしいと思っています。相撲部は3月15日から大会が行われており全国でベスト16でした。

 令和6年度は、「コロナ禍からの創造的復興(コロナ禍前より、よりよくすること)」目標に学校行事等に取り組んできました。4月の体育大会は、今年度は、ご来賓の皆様にもご観覧いただき、スタンドには、多くの保護者の皆様の姿があり、予行練習とはギヤチェンジをしたかのように生徒諸君一人一人が今置かれている環境の中で「何をなすべきか、何ができるか」を考えて主体的に行動していました。応援団を中心にスタンドを盛り上げようとする姿も多く見られ、ダンスやエッサッサ、リレー、コロナ禍後、初めて実施した部活動紹介など、プログラムも多彩で大変盛り上がりました。最後の応援合戦も各団席と応援団が一体となり、校歌の部、演舞の部ともに素晴らしいものでした。閉会式での校歌斉唱では、肩を組んで大きな声で歌う生徒諸君の姿もあり、とても感動的で文徳生の一致団結した”底力”を見た思いがしました。2学期には、季節外れの台風接近で心配した文化祭も昨年同様に通常開催ができ、一般公開を含め大成功でした。初日には、中学校全生徒による合唱の披露があったり、2日目には、一般公開後の文化祭のフィナーレで、吹奏楽部が担当し演奏したりしてくれましたが、先生方も演奏やバックのダンス、歌などで出演し、文徳生・職員が一丸となったすばらしいものとなりました。3学期には、高校1年生、中学2年生の修学旅行も無事に実施することができました。本年度のいずれの行事も、生徒諸君の努力と保護者の皆さんのご協力によって実現できたものと心から感謝をしています。

 令和7年度もより充実した学校生活となるよう取り組んでいきたいと思っています。4月7日は、令和7年度1学期始業式、4月8日は、高校と中学の入学式となっています。令和7年度も2年生を対象とした海外語学研修を実施する予定で準備を進めています。

 最後になりましたが、この3月は、生徒諸君にとって、本年度の振り返りと新年度の準備の時であるとともに、次年度に向けての休養の時でもあります。次年度に備えてしっかり充電してください。