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2023年7月4日
生徒および保護者の方々へ 校長室から7月
2023.7.3
熊本県を含む九州北部は、5月29日に梅雨入りでした。5月18日に梅雨入りしていた沖縄は6月25日に、奄美は翌26日に梅雨明けしたと発表されました。今、梅雨前線は一気に北上し、九州では連日雨が続いています。6月30日から7月1日には、梅雨前線接近とともに九州北部を中心に大雨をもたらし、本校でも6月30日は放課後講座を中止し、7月1日は臨時休校、7月3日は線状降水帯が発生し、JRも全線で運転見合わせとなり臨時休校としました。もうしばらくは、梅雨の大雨、そして台風の襲来など、自然災害の心配な時が続きます。大きな被害がないことを願うばかりです。
6月29日には3学年の保護者会を暑さ対策もあり、空調の完備した崇城大学SoLAホールをお借りして実施しました。保護者会では、進路指導部の説明を中心とした全体会に続いて進路志望別の分科会を行い、終了後、高校の各ホームルームに移動していただき学級懇談会を開催しました。多くの保護者の皆様にご参加いただきありがとうござました。7月6日には2学年、7月13日には1学年の保護者会を同じく崇城大学SoLAホールをお借りして実施します。多くの保護者の皆様のご参加をお待ちしています。
新型コロナウイルス感染症が季節性インフルエンザと同等の5類感染症に移行して2か月近くが経過しました。感染者数の把握が、全数把握から定点把握に変わり、定点把握からの推測によれば6週続けて緩やかな増加となっています。沖縄では入院患者数の増加など顕著で「第9波」の到来と言われ始めています。マスクの着用等感染防止対策は、個人の判断に委ねられていますが、私たちには、場面に応じた適切な対応が引き続き求められており、油断することなく自覚をもって取り組んで行く必要があります。
さて、県高校総体後の九州大会では、ソフトテニス男子が団体3位、個人3位でした。硬式野球の県大会も7月8日に開幕し、順調に試合が進めば、本校は7月12日に初戦を迎えます。軟式野球部は7月10日・11日に県大会が開催されます。夏休みには、吹奏楽の県予選コンクールも控えています。7月22日からは全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が北海道で開催され、男子ソフトテニス部、相撲部、女子空手道部、男子硬式テニス部が出場します。3年生にとっていよいよ最後の大会です。これまでの練習の成果を発揮し、各自の目標達成に向け最後まで全力でやりきることを願っています。3年生にとっては進学・就職試験も目前です。各自の第一志望達成に向けしっかり準備しましょう。
”がんばれ!文徳生!” ”やり抜け!文徳生!”
これからは暑さも厳しくなり、熱中症など更に心配な時期となります。一人一人が健康管理に気をつけ、やるべきことを徹底しましょう。7月15日は、1学期の終業式です。いよいよ夏休みに入ります。夏休みは、課外授業を含めた学習や部活動にも、まとまった多くの時間を取ることができます。今ある環境の中でそれぞれの目指す目標に向け、「何をなすべきか、何ができるか」を考え、前向きに挑戦を続けてください。時間を有効に使い、こころと身体のリフレッシュをはかることも大切です。2学期の始業式は、8月21日です。元気なみんなに会えるのを楽しみにしています。
2023年6月8日
生徒および保護者の方々へ 校長室から6月
2023.6.7
熊本県を含む九州北部が、5月29日ごろ梅雨入りしたと発表されました。昨年は6月11日ごろ梅雨入りし、7月22日ごろ梅雨明けでした。平年6月4日ごろ梅雨入りしており、今年は平年より早い梅雨入りとなっています。2日には台風2号の北上に伴って四国、近畿から東海地方にかけて線状降水帯が発生し大雨のため甚大な被害が出ています。浸水被害が相次いだ地域では、その地域にとって「100年に一度よりも頻度の低いまれな雨」だったことが防災科学技術研究所の分析で分かったと報道がありました。防災科学技術研究所は観測された雨量がその地域にとってどの程度珍しいか(被害の大きな雨量だったか)、具体的には「どのくらいの期間に1度起きるか」を過去のレーダーによる解析データなどから計算し、珍しさの度合いに応じて「大雨の稀(まれ)さ情報」として公表しています。台風2号に続いて台風3号も発生しており、梅雨の大雨、台風の襲来など、自然災害が心配な季節となりました。田植えの季節でもあり恵みの雨でもありますが、大きな被害がないことを願うばかりです。心して防災に努めていきたいと思っています。
さて、一部、先行開催の競技もありましたが6月2日から県高校総体と総文祭がおおよそコロナ禍前の態勢で総合開会式を含めて開催されました。2日は、雨で一部屋外の競技において順延となりましたが、その後は、天候も回復し順調に大会も終えています。県高校総体の総合開会式は、パークドーム熊本で開催され、文徳高校は29番目の入場でした。また、総合文化祭の総合開会式は、県立劇場のコンサートホールで開催され、コロナ禍以前のような華やかなオープニングで始まり、県立劇場の演劇ホール、ロビー等も活用して発表や展示等が行われました。総文祭は6月3日に、総体は5日に本校が出場した種目はすべて終了しました。それぞれの部活動において、これまでの練習の成果を発揮する場を得ることができ本当によかったと思っています。保護者の皆様のご支援・ご協力、競技関係者のご支援に心から感謝いたします。3年生にとっては、最後の大会となった人も多く、力が発揮できた人、思うようにいかなかった人、それぞれだと思いますがこの日まで仲間とともに、苦難を乗り越え努力を続けて取り組んできた過程にこそ価値があると思っています。次は、各自の進路実現に向け気持ちを一新し邁進するときです。2年生と1年生には、3年生の後を引き継ぎ、新たな一歩を踏み出してもらいたいと思います。県高校総体で団体優勝したのは、相撲部と男子ソフトテニス部、女子空手道部でした。バドミントン男子が団体準優勝、ソフトボールで男女ともに3位、剣道男子団体が3位、テニス男子団体が3位と大健闘しています。相撲と男子ソフトテニス、空手女子組手、男子テニスでは個人戦でも優勝しています。団体、個人を含め九州大会や全国大会(インターハイ)への出場権を得た部には、本県代表としてさらに努力を続け、一層の活躍を期待しているところです。ライフル射撃部は、九州大会エアライフル60発競技少年男・女で優勝しています。7月には、硬式野球、軟式野球の県予選大会、吹奏楽の県予選コンクールも控えています。本校生一人一人が各自の目標達成に向け最後までやり抜くことを願っています。
新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、マスクの着用等感染防止対策を個人の判断に委ねていますが、感染者の定点把握において感染者がゼロとはなっておらず、緩やかな増加傾向との報道もあります。私たちには、場面に応じた適切な対応が引き続き求められており、油断することなく自覚をもって取り組んで行く必要があります。本校では、3密をできるだけ避け、教室の換気、手指の消毒等引き続き取り組んでいます。これからは暑さも厳しくなり、熱中症なども心配な時期です。一人一人が健康管理に気をつけ、やるべきことを徹底して円滑に日常生活へ移行し、学校での活動を盛り上げていきましょう。
2023年5月10日
生徒および保護者の方々へ 校長室から5月
2023.5.10
ようやく体育大会がグラウンドで実施できました。4月29日が雨で翌30日に順延しましたが、思った以上に雨が降り、早朝からグランドコンディションを見ながら整備を進め、1時間遅れの10時開会となりました。プログラムもトラック競技から開始し、午後にフィールドでの団体演技に組み直しての実施でした。開会式では、やっとこの日を迎えることができたというこみ上げるものがありました。あいさつでは「今置かれている環境で『何をなすべきか、何ができるか』考え、みんなで体育大会の成功に向け心を一つにして、一人一人が行動しよう。競技や演技をしている人の一生懸命さ、みんなで盛り上げようとする気持ちがあればきっと見ている人に伝わる」と話しました。グランドはぬかるむところも一部あったり、午後からは日も照り暑くなったりするなど、厳しい環境もありましたが、生徒諸君一人一人が今置かれている環境で「何をなすべきか、何ができるか」を考えて本当によく行動してくれました。応援団を中心にスタンドを盛り上げようとしている姿も多く見られました。文徳高校と中学校の生徒の”底力”を見た思いがしました。スタンドには、多くの保護者の皆様等の姿があり、最後までご声援をいただきありがとうございました。皆さんのおかげで体育大会も成功裏に終えることができました。心から感謝いたします。
また、硬式野球部は、4月22日から開催された第152回九州地区高校野球大会に出場し、全国選抜大会ベスト16の沖縄尚学に勝利しベスト8でした。5月1日から開催された第52回 RKK旗争奪選抜高等学校野球大会では、29年ぶり3回目の優勝を果たしています。5月27日からは高校総体の先行実施の競技が始まります。生徒諸君の活躍を楽しみにしています。
さて、新型コロナウイルス感染症については、5月5日に県のリスクレベルは「レベル1 感染小康期」、感染傾向は「緩やかな増加傾向」と発表されました。5月8日には、予定どおり新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、「新型インフルエンザ等感染症」から季節性インフルエンザなどと同じ「5類感染症」に移行しました。熊本県では、引き続き、場面に合わせた感染対策の実施及び救急医療の使い方の確認などの感染に備えた準備を呼びかけておられます。感染対策は、季節性インフルエンザ等と同様に、個人の判断で行うことになりますが、周囲の方の重症化リスクや混雑状況、疾病の流行状況等も考慮した判断が求められています。
新型コロナウイルス感染症への対応が新たな段階に移っていますが、すでに感染流行の第9波の到来がささやかれています。科学的根拠に基づく正しい情報をもとに、場面に応じて、私たち一人一人が「今何を為すべきか」をしっかりと考え実践していく必要があります。濃厚接触者の特定も行われなくなり、学校での出席停止期間も発症翌日から5日間かつ症状が軽快して24時間後とされています。発症翌日から10日間は、ウイルスが体内に残っている可能性があり、マスクの着用が推奨されています。学校では、今後も教室等の換気、手指の消毒等は、継続して行います。皆さんのご理解とご協力をお願いします。
令和5年度も1か月が過ぎました。体育大会も念願のグラウンドでの実施ができましたが、これから円滑に日常生活への移行を行い、みんなで校歌を歌い盛り上げていきたいと思っています。何事も、「凡事徹底」を基本に、「前向きに考え、努力をして、積極的に挑戦し、感動を得る。」そんな1年になるようみんなで”やり抜き”ましょう。
2023年4月14日
生徒および保護者の方々へ 校長室から4月
2023.4.13
いよいよ令和5年度が始まりました。校庭のサクラもすっかり葉桜となり、木々の若葉の緑が映え、新緑の季節を迎えています。
本校では、4月7日に新任式・始業式、翌8日土曜日に入学式を高校と中学校のそれぞれで行いました。卒業生を送り出し寂しい思いをしていましたが、多くの新入生を迎え、賑やかな日々が戻っています。4月10日から新入生研修を実施しており、対面式・部活動紹介等行い、新年度の新たなスタートを切ったところです。
また、4月7日の始業式の前には、表彰披露を行い、春休み中の部活動の大会等での入賞者が紹介されました。多くの部活動が大会で入賞しており、3月の全国選抜大会では、相撲部が個人の二つの階級で5位に入賞しています。硬式野球部は、3月20日から開催された第152回九州地区高校野球熊本大会で準優勝し、軟式野球部も第61回九州地区軟式野球熊本大会で準優勝でした。硬式野球部は4月22日から、軟式野球部は4月23日から熊本県で開催される九州大会に出場します。
さて、新型コロナウイルス感染拡大の第8波は収束の様子となり、県のリスクレベルはレベル1「感染小康期」が継続しています。本県の新規感染者数は100人を下回るようになりましたが、なかなかゼロにはならず、感染傾向は「横ばいの状況」と発表されています。5月8日からは、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、現在の「新型インフルエンザ等感染症」から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行するため、今後の感染防止対策、医療体制等の取組について検討が進められています。新型コロナウイルスに感染した場合の出席停止期間が5日間に短縮されたり、感染者数の統計も、国が毎日取りまとめて公表している「全数把握」をやめ、季節性インフルエンザと同様に指定した医療機関に週1回報告してもらう「定点把握」に変更するなど報道がありました。
新型コロナウイルス感染者が海外で発見されたのが世界保健機関(WHO)の発表では2019年12月、日本で初めて感染者が報告されたのが2020年1月、熊本で初めて感染者が報告されたのが2020年2月でした。この間、感染流行も第8波を数え、ワクチンや治療薬の開発など進み、日常の当たり前の生活ができることのありがたさと実現のための努力の大切さを改めて気づかされました。今、新型コロナウイルス感染症への対応が新たな段階に移り、大きな転換点となっています。マスクの着用も各人の判断に委ねられることになりました。このウィズコロナ時代は、科学的根拠に基づく正しい情報をもとに、場面々に応じて、私たち一人一人が「今何を為すべきか」をしっかりと考え実践していく必要があります。私たち一人一人がどう考えて行動するかが問われており、責任重大です。さらに、各人が様々な事情を抱えていますので、マスクの着用の有無によって、差別や偏見等のない、温かく、思いやりのある学校でありたいと思っています。学校では、教室等の換気、手指の消毒等は、今後も継続して行きます。皆さんのご理解とご協力をお願いします。
本年度は、コロナ対応も新たな段階に移っていきますので、まずは、円滑に日常生活への移行を行い、みんなで校歌を歌えるようになりたいと思っています。今年も、「凡事徹底」、あいさつと掃除に力を入れ、あいさつが響き渡り、掃除の行き届いた学校をめざすとともに、「前向きに考え、努力をして、積極的に挑戦し、感動を得る。」そんな1年になることを願っています。みんなで”やり抜き”ましょう。
2023年3月3日
生徒および保護者の方々へ 校長室から3月
2023.3.2
ウメの花も咲き誇り、寒さの中にも春の訪れを感じる季節となりました。サクラの蕾も膨らみ始め、例年より早い開花予想も出ています。一方で今年はスギ花粉の飛散が例年より多いと予想されており、風が吹くと特にスギ花粉が多く飛散する様子が見られるようになりました。花粉症には悩ましい季節となっています。
2月は、コロナ流行の第8波が徐々に収まり始め、文徳高校一般生入試、中学・高校の学年末考査も無事に終えることができました。そして2月28日には、快晴の下、文徳高校第62回卒業証書授与式を実施し、卒業生365名が次のステージに向けて母校を巣立っていきました。
新型コロナウイルス感染拡大の第8波は収束の様子となり、2月24日に県のリスクレベルはレベル1「感染小康期」に引き下げられ、感染傾向は引き続き「減少傾向」と発表されています。本県の新規感染者数が100人を下回る日も出てきました。
5月8日からは、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、現在の「新型インフルエンザ等感染症」から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行するため、今後の感染防止対策、医療体制等について議論が進められています。この3年あまり、コロナ禍にあって「日常の当たり前の生活」ができることのありがたさと実現のための努力の大切さをつくづく感じています。これから新型コロナウイルス感染症への対応が新たな段階に移って行きます。このウィズコロナ時代は、科学的根拠に基づく正しい情報をもとに、私たち一人一人が「今何を為すべきか」をしっかりと考え実践していく必要があります。私たち一人一人がどう考えて行動するかが問われています。
さて、令和4年度も1月足らずとなり、年度のまとめといよいよ令和5年度の準備をするときとなりました。3月6日から4月末の体育大会に向け準備を開始します。みんなで知恵を出し合い、工夫して、思い出に残る充実した体育大会となるよう取り組んでいきたいと思っています。3月9日は、中学校の修了式(卒業式)を、3月11日は、高校の合格者招集日となっており新入生を対象とした説明会を実施します。3月17日は、3学期の終業式です。そして、4月7日は、令和5年度1学期始業式、翌8日は、高校と中学の入学式となっています。
また、全国選抜大会に相撲部、空手部(男・女)、女子ソフトボール部が出場します。3月1日に文徳高校の同窓会である淵徳会から全国大会出場の各部に対して激励金を贈呈いただきました。贈呈式では、部の代表が日ごろから応援し支えていただいている皆さんに感謝し、日ごろの練習の成果を発揮して競技を楽しみ、活躍することを誓っていました。活躍を楽しみにしています。
令和4年度もコロナの流行が「第7波」「第8波」と猛威を振るい、大きな影響がありましたが、生徒諸君の努力と保護者の皆様のご理解とご協力により学校行事も何とか予定どおりに実施できました。本当にありがとうございました。次年度もよろしくお願いいたします。
令和5年度は、コロナ対応も新たな段階に移っていきますが、油断なく科学的根拠に基づく正しい情報をもとに、”凡事徹底”を心に刻み、日々の努力を積み重ね、みんなで「日常の当たり前の生活」が実現できるようにしっかりと取組を進めていきたいと思っています。この3月は、生徒諸君にとって、本年度の振り返りと新年度の準備の時であるとともに、次年度に向けての休養の時でもあります。次年度に備えてしっかり充電してください。